■ 「なぜ三つも使うのですか」と聞かれます
私は鑑定のとき、四柱推命と西洋占星術と紫微斗数を、三つとも出します。
一つで足りないのですか、と聞かれることがあります。もっともな疑問だと思います。
お答えする前に、三つが何を見ているのかを書きます。
■ 三つは、見ているものが違います
四柱推命が見ているのは、その方が持って生まれた材料と、その配分です。木火土金水のどれが多く、どれが足りないか。何を燃料にして動く人か。
西洋占星術が見ているのは、その方が何に反応するかです。生まれた瞬間に空のどこに何があったか。心地よいと感じるもの、手を伸ばす方向。
紫微斗数が見ているのは、場面ごとの出方です。仕事の場面、家庭の場面、お金の場面。同じ人でも場面によって出方が変わることを、この術は前提にしています。
材料と、反応と、場面。同じ人を三方向から見ている、と言うと近いかもしれません。
■ 重なったところだけを、書いています
三つ出すと、当然ながら食い違います。
四柱推命では慎重と出ているのに、西洋占星術では衝動的と出る。よくあることです。
このとき私は、どれか一つを選びません。三つが同じ方向を指した部分だけを、鑑定書に書いています。
割れた部分は書きません。書けないからです。三つのうち一つだけが言っていることを、そのまま渡すと、それは占いではなく私の好みになります。
■ 一つだけで読むほうが、当たって見えます
正直に申し上げます。
術を一つに絞ったほうが、鑑定書は当たって見えます。断言できる量が増えるからです。
三つ重ねると、書ける量は減ります。半分以下になることもあります。
それでも重ねているのは、当てることが目的ではないからです。私がしたいのは、あなたがご自分で確かめられる材料をお渡しすることです。
三つが同じことを言っているなら、それはあなた自身で確かめる価値があります。一つしか言っていないことは、確かめる前に外れる可能性が高い。
■ 三つが割れたときに、分かること
割れ方にも意味があります。
材料と反応が食い違う方は、たいてい「本当はこうしたいのに、そうできない」という感覚をお持ちです。持って生まれた材料と、心が向かう方向が、別々を指しているからです。
これは欠陥ではありません。ただ、本人は長いこと自分を一貫性がないと思っていることが多いのです。
割れているという事実そのものが、その方の輪郭になることがあります。
■ 計算はコンピュータで、厳密に
命式も星の配置も、手計算はしていません。計算はコンピュータで、厳密にやります。
そこで私が判断を入れると、数字が私の思い込みに寄ってしまうからです。
私がするのは、出てきた三つを並べて、重なったところを探すこと。それだけです。
占いを信じてくださいとは申しません。ただ、三つの計算が同じ方向を指したなら、一度だけ確かめてみる価値はあると思っています。
生年月日から、三つを重ねた総合鑑定をお作りしています。