ビジネス書を1冊ご紹介します。「ZERO to ONE」ピーター・ティール著(NHK出版)。著者は、現在シリコンバレーで非常に注目されている起業家・投資家です。エッセンスは「小さな市場の独占から始めよ」というメッセージ。今回話題にしたいのは、この本の中の未来予測に関すること。「未来に何が起こるかは、誰にもわからない」→「でも人生は宝クジじゃない」→「大胆な『計画』が必要だ」と、こんな文脈です。その中の事例で「エネルギー」に関することが印象的でした。以前研修担当をしていたころ、あるケーススタディをやりました。テーマは「太陽光発電」。そのころ「21世紀はクリーンテクノロジーの時代だ」という予測で、多くの企業が再生可能エネルギー(≒太陽光発電)に取り組んでいました。海外は忘れましたが、日本ではシャープ、京セラ、パナソニック、ENEOSなど。