会社員の基礎スキル

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仕事を通じた「社会人の能力開発」、その大きな流れは、「入力→処理→出力→フィードバック」です。入力=情報収集力、処理=思考力×行動力、出力=表現力、フィードバック=適切なPDCA。これは私の考え方ですが、もう少しリアルなもので「会社員の基礎スキル」なるものがあるようです。「社会人」と「会社員」は微妙に異なり、後者は「会社員としてサバイブする」に近いニュアンスがある。以前読んだ本を一部参考にしてお話します。

会社員が訓練すべき基礎的な7つのスキル。①時間管理、②文章表現、③意見形成、④要旨説明、⑤集団討議、⑥会議仕切、⑦会合仕切。まずざっと見て、いくつ自信がありますか? 全部〇の人は、あと運があれば出世するかもしれませんね。よく「強みを伸ばせ」と言いますが、この基礎スキルについては「弱みを克服せよ」がポイントです。なぜなら、極端にできない要素があると、それによって「負のハロー効果が発生するリスク」があるから。このへんはサバイブ発想です。

どんなにやり手でも、時間にルーズだとダメ。書き物が下手、意見がない、説明が下手、議論ができない、会議を仕切れない、宴会を仕切れない、これダメ。うわっ、メチャメチャ減点主義じゃん。正論的には違います。でも現実世界では損をする。つまり「会社員としてサバイブする(生き残る)ために必要な要素なのです。えー、宴会の幹事がうまくできないとダメなのぉ。残念ながら会社員はそうなんです。まあ職種にもよりますが・・・。得意先を招待する会食で、最悪の店をチョイスし、進行もグダグダだったら、「こいつ頼りないな」と思われてしまうのも事実。他企業との懇親で先方に店を選定していただく時、事前に下見して、雰囲気、味、メニューを調べていただいている場合があります。頭が下がりますね。

実はこの7つ、能力としても本質をついていて疎かにはできない。上辺の薄っぺらなテクニックではありません。ここで言いたいのは「開き直って弱点を放置するな」ということ。特に若い人。もったいない。弱点を克服しつつ、「どこかすごく尖った強みがある」のが理想です。ちなみに参考にした本は『「仕事ができるやつ」になる最短の道』(安達裕哉著)。中身は基本的で納得感があります。私も26歳の娘(会社員)に、読むように渡しました。何事も最初の基本が大切ですね。

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