日々是相場 -朝刊-2020年12月1日(火)
NYダウ 29,638.64 ▼ 271.73
NASDAQ 12,198.74 ▼ 7.11
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 26,310 円 ▼ 150 円
NY為替 104.30 円 △ 0.24 円
日経平均 26,433.62 円 ▼ 211.09 円
本日の「朝一番!」動画
朝のライブ配信 -今日の相場見通し- (8:35開始です、この時間以外でも見られます。)
昼のライブ配信 -お昼の相場見通し- (12:20開始です、この時間以外でも見られます。)
夕方のライブ配信 -明日の相場見通し- (原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)
☆ 米国市場 ☆
ワクチン早期実用化も材料とならず月末の手仕舞い売りに押される
対中国企業に対する規制強化などが取り沙汰され、目先的な過熱感が強い月末とあって大きく売られる場面も見られた。ただ、新型コロナウイルスのワクチンの承認申請などが見られたことから実用化が早期に実現するとの期待もあって下げ渋り、ナスダック指数は前日比プラスとなる場面もあった。それでも、債券から株式へのシフトが逆回転となり、冴えない展開となった。
新型コロナウイルスのワクチン開発の話題もある程度織り込まれてきたものと思われる。月末の持高調整が中心となって、これまで買われていたものが売られ、売られていたものが買われるという展開になった。ここからさらに債券から株式への資金シフトも期待できず、当面冴えない展開になるのだろう。
個別にはアップルやインテル、ナイキ、インテルなどをここのとろこ冴えない展開となっていたものが高く、シェブロンやダウなど景気敏感株に大きく売られるものが目立った。アマゾン・ドット・コムやフェイスブックなども冴えない展開だった。
☆ 本日の相場 ☆
昨日の日本市場は週末の米国株高や夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから大きく上昇して始まり、高値更新となった。ただ寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押され、月末の持ち高調整の売りなどもあって冴えない展開となった。日経平均は軟調、TOPIXは大幅安となった。
米国株が軟調となったことや夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が軟調となったこともあり、本日の日本市場も売り先行となりそうだ。「月初の買い」は期待されるものの、目先的な過熱感が強く手仕舞い売りに押されるものも多くなりそうで、相場全体にも調整感が出てくるだろう。買われ過ぎ感が強い銘柄も多く、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかでで業績面での割高感は消えないと思われ、買戻し一巡となったものから売られるということになりそうだ。
昨日も26,500円を割り込んだことで26,500円が上値として意識されるのではないかと思う。移動平均線などからの乖離も大きく、いったん上値が重いとなると手仕舞い売りを急ぐ動きでまずは26,000円水準を試すことになるのだろう。買戻し一巡となって一気に25,500円程度まで調整となることもありそうだ。
☆ 本日の注目点 ☆
10月の失業率(総務省、8:30) / 10月の有効求人倍率(厚労省、8:30)
7~9月期の法人企業統計(財務省、8:50)
10年物利付国債の入札(財務省、10:30)
11月の新車軽自動車販売台数(自販連全軽自協、14:00)
債券市場サーベイ(11月調査、日銀、16:00)
5~10月期決算=伊藤園
11月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI、10:45)
豪中銀が政策金利を発表(12:30)
11月の独失業率
11月のユーロ圏消費者物価指数(HICP、速報値、19:00)
11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数(2日0:00)
10月の米建設支出(2日0:00)
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米上院銀行委員会で証言(2日0:00)
8~10月期決算=セールスフォースドットコム
☆ 銘柄ニュース ☆
冴えない展開に
信越化(4063) 17,135 △ 190
5Gに対応する新製品の樹脂素材を量産すると新聞で報じられた。回路基板やアンテナ用の素材としての需要が2023年以降に高まるとみて量産体制を整える。
ソニー(6758) 9,704 ▼ 108
小規模電力網(マイクログリッド)向けにシステムの制御技術を無償で提供すると新聞で報じられた。社内に電力関連技術を囲い込んでも活用は限られるとして中核技術の無償公開に踏み切る。
戸田工(4100) 2,185 △ 141
電気自動車(EV)のワイヤレス充電に必要な部品の量産に乗り出すと新聞で報じられた。日系自動車メーカーの新型車への採用を狙う。
五洋建(1893) 777 ▼ 13
シンガポールで大型の鉄道施設工事を受注したと発表した。シンガポールとマレーシアを結ぶ工事のうち、シンガポール側の駅舎などを建設する。
島津製(7701) 3,755 ▼ 25
X線撮影装置の操作が容易になる新技術を開発したと発表した。医師や放射線技師がX線の照射部を動かして部位を撮影する際に負荷が3分の1になる。
双 日(2768) 229 ▼ 5
水素の効率的な供給網づくりに向けて調査を開始すると発表した。水素をトルエンと反応させて液体化し、安定した状態で運ぶ。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
昨日の日本市場は月末の手仕舞い売りに押される形となったが、ここから調整となるのかどうかということだ。いつ調整となってもいいところでもあるので、「月初の買い」が見られないと売り急ぐ動きも出て、本格的な調整となる可能性もありそうだ。
逆に「月初の買い」が見られて堅調な相場となれば、さらに買戻しを急ぐ動きにもなるのだろう。日経平均VIの急騰などが見られると売り急ぐことになるのだろうし、いずれにしても波乱含みとなるのだろう。昨日売られすぎ銘柄がさらに売られる場面もあったが、しっかりと反発してくると思われ、注目される。
売られすぎの食品株などがさらに売られるという状況になった。月末の持高調整とみられ、三菱UFJ(8306)など銀行株、千葉銀(8331)など地銀株、三菱商事(8058)など商社株は買い場探しでいいのだろう。引き続き明治HD(2269)や日清食品(2897)などの食品株が注目される。
明治HD(2269)は安値更新となった。ただ、保ち合いの底値圏とみられ、遅行スパンもローソク足の底値の日柄に応答しており、ここからの反発が期待される。