日々是相場 -朝刊-2020年11月24日(火)
NYダウ 29,591.27 △ 327.79
NASDAQ 11,880.63 △ 25.66
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 #VALUE!
NY為替 104.48 円 △ 0.64 円
日経平均 25,527.37 円 ▼ 106.97 円
本日の「朝一番!」動画
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☆ 米国市場 ☆
ワクチンの実用化期待で堅調
日本市場が休場中の米国市場は週末は軟調だったものの、週明けは買い直され、堅調な展開となった。ワクチンの早期実用化のニュースや購買担当者景気指数(PMI)が5年半ぶりの高水準となったことなどが好感されて買われる銘柄も多くなった。ただ、感謝祭の休暇を控えての持ち高調整が中心と見られ、ハイテク銘柄の一角は冴えない展開となるなど、買われすぎた銘柄の手仕舞い売りも多くなった。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかでワクチンの早期実用化が期待される。ただ、感謝祭の休暇前の持ち高調整の色合いが濃く、持高調整の一巡後は足元のクリスマス商戦への新型コロナウイルスの影響などが取りざたされ、手仕舞い売りに押されるものも多くなるのだろう。
個別には景気敏感株が買われ、ハイテク銘柄が売られる図式が続き、ビザやアメリカン・エキスプレス、ダウ、ディズニーが上昇し、金利の上昇も見られたことでJPモルガン・チェースなど金融株が堅調だった。ボーイングは主力機の欧州での運航再開期待から大幅高となった。一方、アップルやネットフリックスなどが売られた。
☆ 本日の相場 ☆
3連休前の日本市場は米国株高にもかかわらず、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことを嫌気して売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後も3連休を控えた週末ということで手仕舞い売りも嵩み大きく下落する場面もあったが、前日と同じようにTOPIXから下げ渋り、底堅い展開となった。結局日経平均は下げ渋って終わり、TOPIXは前日比プラスの引けだった。
連休中の米国市場は堅調ながらも上値が重い展開だったが、シカゴ市場の日経平均先物が大きく上昇したことから本日の日本市場は買い先行となりそうだ。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、「GoToキャンペーン」の見直しなどもあり、買戻し一巡後は上値も重くなるだろう。足元の新型コロナウイルスの感染拡大とワクチン期待との綱引きということで右往左往することになりそうだ。買われすぎ銘柄は冴えない展開となりそうだ。
週末に何とか25,500円をキープしたことで再度26,000円を目指すことになるのだろうが、買われすぎ銘柄の調整は続くと思われ、上値は重くなるだろう。いったん上値が重くなると再度下値を試す動きになると思う。当面は25,000円から25,500円を中心に24,500円~26,000円程度の動きとなると思う。
☆ 本日の注目点 ☆
6カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
10月の百貨店売上高(日本百貨店協会、14:30)
4~9月期決算=明治安田生命、住友生命、富国生命、朝日生命、日本生命
11月の独Ifo企業景況感指数
9月の米S&Pコアロジックケースシラー住宅価格指数(23:00)
11月の米消費者信頼感指数(25日0:00)
ウィリアムズニューヨーク連銀総裁が討議に参加(25日2:00)
クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長がパネル討議に参加(25日2:45)
海外8~10月期決算=ヒューレットパッカード
☆ 銘柄ニュース ☆
戻りを試すも上値は重い!?
JFEHD(5411) 915 △ 18
太陽光パネルのリサイクル事業に参入すると新聞で報じられた。このほど実証実験を始め、2021年度の事業化を目指す。
コニカミノルタ(4902) 306 ▼ 2
人工知能(AI)を使って自治体の業務効率化を提案する事業を始めると新聞で報じられた。業務の「見える化」を進めて自動化にもつなげる。
日清食HD(2897) 8,750 △ 70 、 湖池屋(2226) 4,920 ▼ 20
日清食品ホールディングスは湖池屋を子会社化すると発表した。湖池屋の株式を10.6%追加取得し、出資比率を34.5%から45.1%に引き上げる。
パナソニック(6752) 1,084 ▼ 3
透明な有機ELディスプレーを発売すると発表した。法人向けに店頭のデジタルサイネージ広告などでの活用を想定する。
三菱紙(3864) 311 ▼ 33
マスク向けの不織布生産に参入すると新聞で報じられた。国内工場に加工設備を設け、2021年6月に生産を始める。
三井住友(8316) 3,153 ▼ 21 、 ケネディクス(4321) 655 △ 62
三井住友フィナンシャルグループ傘下のリース会社がケネディクスを子会社化すると発表した。ケネディクス株に対し1株750円でTOB(株式公開買い付け)を実施し、保有比率を79.73%に高める。ケネディクス株は上場廃止になる見込み。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかで経済への影響の度合いを測ることになりそうだ。ワクチンの早期導入の効果が目に見えてくれば、株式市場も買い直されるのだろうが、経済への影響が大きくなるようであれば、バブル崩壊ということになるだろう。
世界的な金余りというなかで株式市場は堅調な地合いが続いているが、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかで買われ過ぎ感が強いことには違いなく、買われすぎ銘柄の調整は見られるものと思う。中国経済のダメージが小さいということで買われている面もあるが、実際の業績面から買われすぎているものも多く、新型コロナウイルスの感染拡大が止まるまでは冴えない展開も見られるだろう。
米国市場でも買われすぎ銘柄の上値は重く、冴えない展開となっており、日本でもこれまで買われすぎていたものは上値も重くなりそうだ。売られすぎ感が強い、銀行株や商社株などは引き続き注目されるし、さらに明治HD(2269)や日清食品(2897)などの食品株、日水(1332)などの水産株も注目される。
日清食品HD(2897)は「三川」の形で底入れとなった感じだ。しっかりと25日移動平均線や基準線を抜けないと底入れ確認とはいかないが、少なくとも25に地移動平均線までの戻りは期待される。