日々是相場-朝刊- 日経平均は今日も冴えない展開か!? 閑散に売り無しというけれど・・・

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日々是相場 -朝刊-2020年10月21日(水)
NYダウ    28,308.79 △ 113.37
NASDAQ  11,516.49 △ 37.61
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 23,590 円 △ 60 円
NY為替      105.47 円 △ 0.05 円
日経平均  23,567.04 円 ▼ 104.09 円
本日の「朝一番!」動画

朝のライブ配信 -今日の相場見通し-  (8:35開始です、この時間以外でも見られます。)

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☆ 米国市場 ☆
決算発表に一喜一憂、全体としては小動き
 決算発表が本格化するなかで決算の状況で一喜一憂している。加えて追加経済対策の動向や新型コロナウイルスのワクチン開発などが日替わりで取りざたされて右往左往している感じだ。いったん大きく買われる場面もあったが、上値では手仕舞い売りもかさみ結局は小動きとなった。
 売られれば買われ、買われれば売られるというような展開になっており、決算発表を受けて個別には動きがみられても、好調な決算発表で出尽くし感から売られてみたり、相場全体としては方向感が見えない状況だ。個別には決算状況に一喜一憂しながら全体としては米大統領選挙までは動き難いと宇ことだろう。
 個別にはIBMが芳しくない決算で大きく売られ、一方で予想を上回る決算を発表したトラベラーズが大幅高、プロクター・アンド・ギャンブルも高くなった。アップルやアマゾン・ドット・コムなどハイテク銘柄も売られた反動で高くなったが、相場を大きく押し上げることもなかった。引け後に決算を発表したネットフリックスは有料契約者数が予想を下回ったとして時間外取引で大きく売られている。
☆ 本日の相場 ☆
 昨日の日本市場は米国株安を受けて売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後は買戻しも入り一時堅調となる場面もあったが、買い気に乏しい中でさえない展開となった。23,500円を意識すると下げ渋りとなり、最後は買戻しも入り下げ幅縮小となった。
 米国株が堅調となったことや昨日の下落の反動から本日の日本市場は買い先行となりそうだ。ただ、決算発表を控えて手仕舞い売りに押されるものも多くなりそうで、買われすぎ銘柄などを中心に冴えない展開となりそうだ。ただ、全体としては方向感に乏しく、上がれば売られ、下がれば買われるというように右往左往する相場が続きそうだ。
 23,500円を保ったことで買戻しを急ぐ動きがみられそうだ。ただ、積極的に上値を買い上がるだけの材料もなく、買戻し一巡となったものから売られるということになるのだろう。23,700円を超えてくれば24,000円を目指すことになるのだろうが、逆に23,500円を超えると買えないということであれば、23,000円や22,500円を目指すことになるのだろう。
☆ 本日の注目点 ☆
10月の主要銀行貸出動向アンケート調査(日銀、8:50)
9月の食品スーパー売上高(日本スーパーマーケット協会など、13:00)
9月の全国スーパー売上高(日本チェーンストア協会、14:00)
9月の訪日外国人客数(日本政府観光局、16:15)
4~9月期決算=ジャフコG
9月の英消費者物価指数(CPI、15:00)
米エネルギー省の石油在庫統計(週間、23:30)
米地区連銀経済報告(ベージュブック、22日3:00)
7~9月期決算=バイオジェン、ベライゾンコミュニケーションズ、ザイリンクス、ラムリサーチ、テスラ
☆ 銘柄ニュース ☆
冴えない展開が継続か
豊通商(8015) 2,939 ▼ 54
 ケニアでバス事業者向けの運行管理システムを開発、提供している企業に出資したと新聞で報じられた。出資により、ケニアのバス交通のデジタル化を支援する。
オリンパス(7733) 2,064 ▼ 34
 インドで内視鏡診断医を育成するプロジェクトに参加すると発表した。人工知能(AI)を搭載した大腸内視鏡システムを提供し、日本から派遣される医師を通じて現地で指導医となる人材を育てる。
インフォマート(2492) 946±0
 北海道銀行など20地銀・米子信用金庫と組み、中小企業向けにシステムの導入支援を始めると新聞で報じられた。事務作業にかかるコストを約7割削減できるようにする。
日 立(6501) 3,530 ▼ 61
 タイの首都バンコクにIoTを活用したサービスの導入を支援する施設を開設した。同様の施設を周辺国にも設け、東南アジア一帯で導入を推進したい考えだ。
三菱電(6503) 1,362 ▼ 18
 製造業者向けに生産過程で電力を無駄遣いしている原因を分析するソフトウエアを発売する。計測機器を通じて集めた生産設備の情報をAI(人工知能)で分析し、電力のロスを削減するための方法を提案する。
キヤノン(7751) 1,632 ▼ 4
 顔認識技術を使った入退室管理システム分野に参入すると発表した。オフィスや飲食業、学校、病院向けに中国とシンガポールで受注活動を始めた。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
積極的に買い上がるだけの材料もなく、決算発表待ちということだろう。好調な決算が期待される銘柄はすでに大きく買われているものが多く、出尽くしとなって売られるかどうかが注目される。業績自体は好調でも予想を下回ったら大きく売られるのだろうし、逆に予想を上回れば芳しくない決算でも買われるのだろう。ただ、株価に織り込まれているかどうかで反応も変わってくるものと思われる。
米国市場は何とも落ち着きのない展開だが日本市場は逆に妙に落ち着いている感じだ。買われすぎ銘柄がもう少し売られるかと思ったが、買われすぎているだけに空売りが多く、下がらないことでさらに空売りが入って買戻しで値持ちがいいということだろう。買戻し一巡となったものから売られる。決算発表をきっかけに方向が変わる銘柄も多くなるのだろう。
ニトリ(9843)がすでにTOB(株式公開買い付け)が始まっている島忠(8184)にTOBをかけるというニュースがあったが、世界的な金余りのなか、新型コロナウイルスの影響が大きいなかでこうしたM&A(買収・合併)の動きがさらに多くなりそうだ。外食企業や千葉銀(8331)などの地銀などの再編も再度取りざたされるということもありそうだ。
千葉銀(8331)は雲にかかるところであり、遅行スパンがローソク足の高値に応答する日柄でもあり、ここから動きがありそうだ。調整一巡となるのか、いったん75日移動平均線のサポートを試すことになるのか、いずれにしてもそろそろ動き出しそうだ。
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