日々是相場 -夕刊-   2022年3月10日(木)

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法律・税務・士業全般
日々是相場 -夕刊-   2022年3月10日(木)
日経平均   25,690.40 円 △ 972.87 円
≪東証一部≫
売買高    15億0,403万株
売買代金  3兆3885億1000万円
値上り銘柄数 2,140 銘柄
値下り銘柄数 31 銘柄
騰落レシオ(25日) 91.98 %
為替 1ドル=115.97 円

☆ 市況概況 ☆
原油価格の下落で米国株高、それを受けて日本でも大幅反発!!
 米国株が大幅高となったことを受けて買い先行となった。寄り付きから買い気配で始まるものなども見られ大きく上昇したが、寄り付きの買いが一巡となった後も買戻しを急ぐ動きが続き、買いが買いを呼ぶような展開で大幅高となった。戻ったところで空売りが入ったということなのか、じりじりと上昇が続き高値圏で前場の取引を終えた。

 昼の時間帯も堅調となり、後場に入ってからもさらに上値を試すなど買いが続いた。さすがに1000円高となると手仕舞い売りも出て上値も重くなったが、上げ幅を大きく縮小するということでもなく、断続的に買いが入り堅調な地合いを維持していた。結局最後まで売り急ぐようなこともなく高値圏での引けとなった。

 小型銘柄も買戻しや値動きの軽さを好感した買いなどで大きく上昇するものが多くなった。東証マザーズ指数や二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って大幅高となった。先物は散発的にまとまった買いが入り、先物・オプションSQ(特別清算指数)算出への思惑などもあって買いを主導するように上値を買い上がる場面もあった。

 昨日までとうって変わって買いが買いを呼ぶような展開で大きな上昇となった。暴落のさなかに往々にしてこうした大きく上昇するということがあるが割と短命に終わることもあるので、しっかりと26,000円台に乗せて値持ちが良いのかどうかを確認することになるのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
変形の「三川」という形になっており、ここで底入れとなった可能性が高い。明日上に放れて寄り付き陽線となったら、底入れ確認ということになるだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆
いきなり大きな上昇となった。積極的に買い上がるほどの材料でもなく、原油価格の下落も行き過ぎの修正であり、特に何も変わっていないなかでの大幅高となった。暴落のさなかの大幅高というのはよくあることであり、まずは26,000円台に乗せられるかどうかが注目される。

さらに、上値が重いとなった場合でも何とか25,500円以上の水準、最悪でも25,000円をキープできるかどうかということになる。26,000円が上値となってあっさりとまた25,500円を割り込むようなことになれば安値を試すことになるのだろう。

特にここまで買い上がるという状況でもなく、ウクライナの戦争が終結に向かうわけでもないのだがロシアの経済制裁の影響が良い方に、ロシアの撤退などという方に動くのか、世界経済の崩壊の方に傾くのか、ここからが正念場ということになるのだろう。

今晩はECB(欧州中央銀行)の理事会、そして来週は米FOMC(公開市場委員会)、日銀の金融政策決定会合があり、金融政策も株式市場の話題となって、目先の需給だけでなく波乱要因となるのではないかと思う。上にも下にも大きく動く可能性はあるということだ。

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