不登校の相談先は「小さく、たくさん」が新常識

不登校の相談先は「小さく、たくさん」が新常識

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コラム
不登校になると、親はどうしても「どこか一つ、正解を教えてくれる場所」を探したくなります。

学校なのか。
担任なのか。
スクールカウンセラーなのか。
病院なのか。
フリースクールなのか。
教育相談なのか。

一つの相談先が、すべてを解決してくれたらどれほど楽でしょう。

でも、不登校の相談で大切なのは、実は「一か所に頼りきらないこと」です。

最近の不登校支援で必要なのは、相談先を小さく、たくさん持つことだと思います。

子どもの状態を相談する場所。
親の気持ちを聞いてもらう場所。
学校とのやり取りを相談する場所。
進路や出席扱いを確認する場所。
居場所やフリースクールを探す場所。

それぞれ役割が違います。

一人の専門家、一つの機関、一人の先生に、すべてを背負ってもらおうとすると、どうしても限界があります。

実際、不登校の相談でうまくいかなかった例として多いのは、「どこにも相談しなかった」というケースです。

強いお母さんほど、自分一人で抱え込みます。

調べる。
考える。
学校と話す。
子どもの様子を見る。
家族を支える。
仕事も家事もこなす。

それを全部一人でやろうとしてしまう。

しかし、不登校は一人で抱えるには重すぎる問題です。

親自身も不安になります。
判断を間違えることもあります。
相談相手の言葉に傷つくこともあります。
情報が足りず、遠回りすることもあります。

だからこそ、相談先は一つでなくていいのです。

むしろ、一つに絞らない方がいい。

学校には学校の見方があります。
医療には医療の見方があります。
カウンセラーには心理面からの見方があります。
教育相談センターには行政や制度面の情報があります。
親の会には経験者の実感があります。

それぞれの情報を少しずつ集めながら、自分の子どもに合う道を考えていく。

それが、今の時代の不登校対応には合っていると思います。

不登校の親に必要なのは、完璧な答えをくれる一人の先生ではありません。

一緒に考えてくれる複数の支えです。

「ここだけに頼らなければ」と思わなくていい。

相談先は、小さく、たくさん。

そのほうが、親も子どもも追い詰められにくくなるのだと思います。
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