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コラム
不登校の相談先は「小さく、たくさん」が新常識
記事
コラム
育児・不登校・海外子女相談専門 奥村直之
2026/07/09 21:37
不登校になると、親はどうしても「どこか一つ、正解を教えてくれる場所」を探したくなります。
学校なのか。
担任なのか。
スクールカウンセラーなのか。
病院なのか。
フリースクールなのか。
教育相談なのか。
一つの相談先が、すべてを解決してくれたらどれほど楽でしょう。
でも、不登校の相談で大切なのは、実は「一か所に頼りきらないこと」です。
最近の不登校支援で必要なのは、相談先を小さく、たくさん持つことだと思います。
子どもの状態を相談する場所。
親の気持ちを聞いてもらう場所。
学校とのやり取りを相談する場所。
進路や出席扱いを確認する場所。
居場所やフリースクールを探す場所。
それぞれ役割が違います。
一人の専門家、一つの機関、一人の先生に、すべてを背負ってもらおうとすると、どうしても限界があります。
実際、不登校の相談でうまくいかなかった例として多いのは、「どこにも相談しなかった」というケースです。
強いお母さんほど、自分一人で抱え込みます。
調べる。
考える。
学校と話す。
子どもの様子を見る。
家族を支える。
仕事も家事もこなす。
それを全部一人でやろうとしてしまう。
しかし、不登校は一人で抱えるには重すぎる問題です。
親自身も不安になります。
判断を間違えることもあります。
相談相手の言葉に傷つくこともあります。
情報が足りず、遠回りすることもあります。
だからこそ、相談先は一つでなくていいのです。
むしろ、一つに絞らない方がいい。
学校には学校の見方があります。
医療には医療の見方があります。
カウンセラーには心理面からの見方があります。
教育相談センターには行政や制度面の情報があります。
親の会には経験者の実感があります。
それぞれの情報を少しずつ集めながら、自分の子どもに合う道を考えていく。
それが、今の時代の不登校対応には合っていると思います。
不登校の親に必要なのは、完璧な答えをくれる一人の先生ではありません。
一緒に考えてくれる複数の支えです。
「ここだけに頼らなければ」と思わなくていい。
相談先は、小さく、たくさん。
そのほうが、親も子どもも追い詰められにくくなるのだと思います。
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#育児
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