学校だけに頼ると、不登校の情報は足りないことがある

学校だけに頼ると、不登校の情報は足りないことがある

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コラム
不登校になると、多くの親はまず学校に相談します。

それは当然です。

子どもが通っている場所であり、担任の先生がいて、学校生活の様子も知っているからです。

しかし、学校だけに頼れば必要な情報がすべて得られるかというと、そうとは限りません。

ある保護者調査では、子どもが学校へ通わなくなり始めたとき、学校から「情報提供はなかった」と答えた人が約半数にのぼっています。

教育支援センターなど公的機関の支援内容について情報提供があった人は約4割。

不登校の相談窓口については約2割。

学校外で支援を受けた場合の出席扱い、フリースクールなど民間支援、不登校特例校や通信制高校などの進路情報については、さらに少ない割合でした。

そして、「学校から必要な情報提供がなく困った」と感じた保護者は、約8割に近い数字になっています。

これは、学校の先生が悪いという単純な話ではありません。

学校の先生も忙しい。
すべての制度に詳しいわけではない。
地域の支援機関や民間サービスまで把握しきれない。
進路や出席扱いの細かな仕組みも、自治体によって違う。

だから、学校だけに頼っていると、情報が足りなくなることがあります。

不登校の親が知りたいことは、実に多いものです。

このまま休ませていいのか。
出席扱いになる方法はあるのか。
教育支援センターとは何か。
フリースクールはどう選ぶのか。
オンライン学習は使えるのか。
通信制高校や不登校特例校という道はあるのか。
学校とどう交渉すればいいのか。
親は仕事をどう調整すればいいのか。

これらすべてを、担任の先生だけに求めるのは現実的ではありません。

だからこそ、外部に相談することが大切です。

教育相談センター。
児童精神科。
カウンセリング。
親の会。
フリースクール。
地域の居場所。
専門家。

複数の相談先から情報を得ることで、ようやく全体像が見えてきます。

不登校対応で怖いのは、子どもが学校に行かないことだけではありません。

親が情報を持たないまま、孤立して判断し続けることです。

学校は大切な相談先です。

でも、学校だけが相談先ではありません。

学校とつながりながら、同時に外にも相談する。

その姿勢が、不登校の親子を守る現実的な方法だと思います。
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