不登校には「段階」がある

不登校には「段階」がある

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コラム
不登校というと、多くの人は「学校に行っているか、行っていないか」だけで判断してしまいます。

でも、実際の不登校はそんなに単純ではありません。

朝になると頭痛や腹痛を訴える時期があります。

学校に行ったり行かなかったりする時期があります。

完全に心を閉ざして、部屋にこもる時期もあります。

ゲームやスマホばかりしているように見える時期もあります。

そして、少しずつ表情が明るくなり、「暇だな」「何かしたい」と言い出す時期もあります。

つまり、不登校には流れがあります。

私は、この流れを理解することが、保護者にとってとても大切だと考えています。

なぜなら、段階を間違えると、よかれと思った声かけが子どもを追い詰めてしまうからです。

たとえば、まだ心身が限界の時期に「明日は学校に行こうね」と励ますと、子どもはさらに苦しくなります。

ようやく安心し始めた時期に「もう元気そうだから勉強しなさい」と言うと、また心を閉ざしてしまうこともあります。

一方で、子どもが「暇だな」「外に出たい」「何かやってみたい」と言い始めた時期には、親が少し背中を押してあげることが回復につながることもあります。

大切なのは、今の子どもがどの段階にいるのかを見ることです。

行き渋り期なのか。

混乱期なのか。

慢性期なのか。

回復期に入り始めているのか。

今の段階が分かると、親の関わり方も変わります。

不登校は、止まっているように見えても、内側では動いています。

泣くことも、怒ることも、黙ることも、ゲームに没頭することも、回復の途中に現れる姿であることがあります。

だからこそ、保護者の方には、焦らず、でも放置せず、わが子の今を見てほしいのです。

学校に行かない日が続いても、それだけで未来が閉ざされたわけではありません。

今は、心と体が立て直しをしている途中なのかもしれません。

不登校の支援は、「学校に戻すこと」から始まるのではありません。

まずは、子どもの状態を理解することから始まります。


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