2〜3歳ごろの自己意識と自己主張

2〜3歳ごろの自己意識と自己主張

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コラム

「わがままが強い子」ではなく、自分を育てている途中かもしれない

2歳ごろになると、子どもは少しずつ「自分」という感覚を持ち始めます。

養育者と自分は別の存在であること。

自分には自分の気持ちがあること。

自分のやりたいこと、嫌なことがあること。

これが自己意識の芽生えです。

この時期の子どもは、自己主張が強くなります。

「いや」

「自分でやる」

「これは嫌」

「あれがいい」

保護者にとっては、とても大変な時期です。

特にギフテッドの子は、言葉や理解が早いぶん、主張も強く見えることがあります。

理由を求める。

納得しないと動かない。

好き嫌いをはっきり言う。

大人がごまかそうとすると見抜く。

「まだ小さいのに、どうしてこんなに扱いづらいのだろう」と感じることもあるかもしれません。

でも、この時期の自己主張は、子どもが自分を育てている証でもあります。

もちろん、何でも思い通りにさせればいいわけではありません。

危険なこと、人を傷つけること、生活上必要なことには境界線が必要です。

ただし、その境界線は、力で押さえつけるのではなく、安心できる形で伝えることが大切です。

「嫌だったんだね」

「自分でやりたかったんだね」

「でも、これは危ないから止めるよ」

「こっちとこっちなら選べるよ」

このように、気持ちは受け止め、行動には枠を作る。

それが自己意識を育てながら、社会性へつなげる関わり方です。

私は、ギフテッドの子の強い自己主張を、単なるわがままと見ないことが大切だと考えています。

その子は、自分の内側にある強い感覚や考えを、まだうまく扱えないだけかもしれません。

保護者の方も、毎日ぶつかると疲れると思います。

でも、「この子は反抗している」のではなく、「自分という存在を立ち上げている」と見ると、少しだけ見え方が変わります。

自己主張は、将来の主体性の芽です。

叩き折るのではなく、育て方を整えていくことが大切なのです。
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