0〜1歳ごろに育つ愛着と、ギフテッド児の見守り方

0〜1歳ごろに育つ愛着と、ギフテッド児の見守り方

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コラム

「この子、育てにくい」ではなく、安心の土台を探している

子どもの発達で最初に大切になるのは、勉強でも才能でもありません。

それより前に育つのが、養育者との愛着です。

愛着とは、子どもが「この人は安心できる」「困ったときに戻れる」と感じる心の土台です。人生の最初期に、子どもは養育者との関わりを通して、人への基本的な信頼感を育てていきます。

ギフテッドの子を見ると、つい早くから能力に目が向きます。

言葉が早い。

反応が鋭い。

目つきが大人びている。

周囲をよく見ている。

そのため、「この子はしっかりしている」「普通の赤ちゃんとは違う」と思われることがあります。

しかし、どれだけ知的に早熟に見えても、心の土台は安心できる関係の中で育ちます。

特にギフテッドや2Eの子は、刺激に敏感だったり、反応が強かったり、育てにくく見えることがあります。泣き方が激しい、寝つきが悪い、抱っこへの反応が独特、環境の変化に敏感。保護者は「自分の関わり方が悪いのかな」と不安になるかもしれません。

でも、それは親のせいとは限りません。

その子が生まれつき、刺激を強く受け取りやすいだけかもしれません。

この時期に大切なのは、完璧な育児ではありません。

「泣かせないこと」でもありません。

子どもが不安になったとき、戻れる人がいること。

泣いても、怒っても、うまく眠れなくても、受け止めてくれる人がいること。

それが安心の土台になります。

私は、ギフテッドの支援は、才能を伸ばすことより前に、安心を育てることから始まると考えています。

どれほど高い能力があっても、安心できる関係がなければ、子どもはその力を自由に使えません。

保護者の方に伝えたいのは、赤ちゃんの頃から「伸ばさなきゃ」と焦らなくていいということです。

まずは、安心して戻れる場所になること。

その土台が、あとから知性や才能を支える根になります。
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