感情のレシピ

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コラム
いつもありがとうございます。

今日からお盆ですね。

お盆過ぎれば暑さ和らぐと言いますが、
暑い、暑いと言っていても、あっという間に
過ぎ去っていきますね。

最近は、残暑も厳しいので油断大敵ですが、
あと一月もすれば、涼しくなってきます。

時の流れは待ったなしです。

1日1日を大切に、輝かせていきたいですね。

さて、今日は、心理講師らしく「VAKの変更」
というテーマでお話させていただきたいと
思います。

私たちには、五感というものがあります。

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚です。

触覚、嗅覚、味覚は3つ合わせて身体感覚と
呼びます。

私たちは、この五感を通じて、世界にアクセス
をしています。

五感を通して、世界を認識しているという
ことです。

特に、最初の3つが重要で、VAKと呼ぶことが
あります。

Vは、visual (視覚)のVです。

Aは、Auditory (聴覚)のAです。

Kは、Kinesthetic (触覚)のKです。

感情は、このVAKによってコントロールする
ことができます。

極端な話にはなりますが、私たちが人生で
望むものは、「全て感情である」と見ることが
できます。

例えば、お金がほしいというとき。

お金そのものがほしいのではなく、お金が
あることによって得られる感情がほしいと
見ることができるのです。

いま、この瞬間に1億円が手に入ったら、
嬉しいでしょう。

どこの島かも分からない無人島にいるときに、
1億円が手に入っても、嬉しくはないでしょ
う。

日本円で1億円が手に入ったら、
嬉しいでしょう。

どこの国のものか分からない1億円をもらって
も、あまり嬉しくはないでしょう。

お金そのものをほしいと感じているわけではな
く、お金があることによって得られる、安心
感、安定感、あるいは自己重要感、達成感を
欲していると捉えることができるのです。

現代では、お金がないと生活ができません。

お金がないと不安な気持ちになりますね。

「この先どうやって生活していこうか」、
「支払いはどうしようか」、「食べ物はどうし
ようか」ということで、不安な気持ちで
いっぱいになります。

お金があると、こうした不安を抱えることな
く、安心して生活をすることができます。

また、仕事をしてお金を得ると、「仕事を
した」達成感に満たされます。

お金は、その達成感の象徴のようなものです。

大リーガーなどの選手は、何十億円もの契約金
を要求することがあります。

生涯で何百億円も手にしている選手もいる
でしょう。

お金そのものに価値を感じているわけではな
く、「自分の能力にそれだけの価値を感じて
くれているんだ」という自己重要感を
満たしていると見ることもできます。

高級車や高級腕時計なども、重要感を満たし
てくれたり、達成感を満たしてくれたり
するでしょう。

「物」が欲しいのではなく、それを得ることに
よって得られる感情が欲しいということ
なのです。

では、この感情はどこから来るのかというと、
それはVAKから来るのです。

感情は出来事から来るわけではなく、自らの
VAKから来るのです。

出来事から来るということであれば、わたし
たちは、自分の人生を自分でコントロール
することができないということになります。

雨が降ったら憂鬱な気分となり、快晴になった
ら爽やかな気持ちになる。

人から文句や嫌味を言われたら、嫌な気持ちに
なり、人から褒められたり認められたりした
ら、満たされた気持ちになる。

家族が不機嫌なら自分も不機嫌となり、
家族が機嫌が良ければ自分も機嫌が
よくなる。

このように環境任せ、出来事任せ、人任せに
なってしまいたくはありませんね。

実際には、自分の心の手綱は自分で握ることが
できます。

自分の感情のハンドルを握っているのは、
自分自身なのです。

感情は、自分で作ることができるからです。

本質的ではなく、テクニック的なことに
なりますが、VAKによって意図的に
感情を生み出すことができます。

これを知っているだけで、自分の心を軽くする
ことができます。

また、「なぜ、今、この感情を抱いているの
か」が認識できます。

VAKで感情が作られるわけですから、VAKの
使い方を変えれば、別の感情が生み出される
ということになります。

まずは、Kです。

体の使い方を変えると感情が変わります。

例えば、落ち込んでいる人をイメージして
みましょう。

顔は下を向き、体は丸まり、動きは緩慢、
声は小さく、表情は暗く、覇気がない。

分かりやすく落ち込んでいる人のイメージです
が、だいたいこのような体の使い方を
していると思います。

上を向いて、胸を張って、笑顔でキビキビ
動いて、大きな声で、「わたし落ち込んで
いまーす」と言う人はいないでしょう。

もし、そういう人がいたとしても、おそらく
誰も心配はしないでしょうね。

(笑)。

「落ち込んでいるから、そんな風にできないん
だ」と思われるかもしれませんが、反対なの
です。

落ち込むような出来事があったときに、そのよ
うな体の使い方をするから、心が落ち込んで
いくのです。

そうであるならば、意図的に体の使い方を
変えることで、暗い心を明るくすることが
できるのです。

ただ、落ち込むことが悪いことでは
ありません。

落ちるだけ落ちれば、あとは上がるだけです。

落ち込んだときにしか得られない経験という
ものもあります。

落ち込み、悩み、苦しみ、もがき、乗り越えた
からこそ得られる強さがあります。

優しさがあります。

人の痛みを理解し、包み込むことができます。

落ち込むこと自体を「悪いもの」と捉える必要は
ありませんが、心を軽くしたい時には、
体を使うと良いということを、
知っていることも大切なのです。

注意したいのが、夜、布団の中で寝る時です。

夜は、ただでさえ、考えがマイナスに向かい
やすいという傾向にあります。

さらに、身動きが取れない布団の中で、
考え事をしたらどうなるでしょう。

明るく、肯定的で、建設的なアイディアが
浮かんでくることは少ないでしょう。

悩み事や不安なことがあるときは、
明るいときに、体を積極的になる
動きに変えて考えると良いでしょう。

青空の下で、散歩をしながら考えるのは、
おすすめです。

このように体の使い方一つで、心が軽くなる、
感情が作れるということもあるのです。

日常生活で、すぐに応用できるところだと
思いますので、試してみてくださいね。

長くなってしまったので、今日は、
ここまでです。

明日は、AとVについて、お話させていただき
ます。

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。

本日の一転語

~自家発電しよう~

「リーダーたらんとする者は、やはり、”自家発
電”ができなければ駄目です。

『言い訳をせず、環境に左右されることなく、
自ら積極的に道を拓いていく』という心の
態度を持つことが必要なのです。」

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