怒るというのは簡単ではない? 第3回(全4回)

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コラム
(先週の続きです)
『誰でも怒ることはできる。それは簡単なことだ。しかし、怒るべき人に対して、ふさわしいタイミングで、ふさわしい目的で、ふさわしいやり方で、ふさわしいだけ怒るというのは簡単ではない。』(アリストテレス)

「嫌われたらどうしよう。」という感情も怒りの抑圧に繋がっています。誰とでも仲良くしましょうという美徳が“怒る権利”を阻害しているように私には感じられます。確かにみんなが仲良くできればそれは理想です。しかしどんな人でも全員に好かれることは不可能です。

仲良くすることが目的となり、言うべきことも言えないようでは集団の目的を果たせなくなることがあります。特に企業のような営利を目的とした組織では仲良くすることを優先して結果として共倒れになってしまっては元も子もないというものです。

自己中心的な言動で周囲に迷惑をかけている人がいる場合には、きちんと怒る必要があります。それをやらないと周りで迷惑を被っている人を守ることができません。その状態を放置すれば、真面目な人ほど組織を離れていってしまうことにもなります。

どんなに人気のある芸能人にも必ずアンチはいます。普通の人である私達にアンチがいないほうが不自然です。また誰の反感も買わないような当たり障りのないことしか言えないような人というのは評価も難しいものです。この観点で言えば、いわゆる“上司”と呼ばれる立場の人が当たり障りのない人では組織を良い方向に導けるとは思えません。

(明日に続きます)

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