行動する勇気

誰しも、きっと悩みがありますよね。

その悩みを解決しようと動けるか、悩みに耐えながら生きるか、いつだってあなたは選ぶことができると思います。

誰かに深く傷つけられたとき、自分の不甲斐なさに落ち込んだ時、あなたは今後より幸せに生きるために行動できる方ですか？

それとも「もうだめだ」と、幸せになることを諦めてしまう方ですか？

恋人が浮気してしまっても、毒親が執着してきても、職場でパワハラされたとしても、その状況から逃げて新しい人生を始める手段というのはいくらでもあります。

逃げずに問題と向き合う、戦うという選択だってあります。

重度の鬱になってしまうと、色々な選択肢が見えなくなってしまうので、その段階になる前までに行動に移しておかないといけません。

行動力こそが幸せになるための力です。

でも、逃げもせず、戦いもせず、不満を周囲に垂れ流しにして、不幸だと嘆きながら生きるという選択を選ぶ人、すごく多いです。

状況を変えるために、新しい行動を起こす気力もなくなっているんですね。

でも、ほとんどの人は下記のことを知りません。

気力がないから動かないのではなく、動かないから気力が沸いてこないということを・・・。

とりあえず、状況を変えるために行動することを習慣づけることで、ゆっくりとでも気力は沸いてきます。このように、脳は簡単に騙せます。

年をとるごとに、新しいことに挑戦する気力は減っていきますよね。

私も体感としてそれはよく分かります。昔より行動力なくなったな・・・と私だって思いますもん。

でも、本気で幸せになりたかったら、何歳からだって人生はやり直せます。

というか、年をとるごとに気力がなくなっていくことを実感として分かっているなら「これからの人生では今が1番動きやすいタイミングなんだ」と焦らないといけません。

これから若くなることは絶対に不可能なんですから。

先延ばしにするほど、どんどん新しい人生を送ることへのハードルは高くなります。

今まで他力本願だったり、過去を悔やんできた人ほど、状況を本気で変えようとしない限り、いつまでも人生は変えられません。

不幸な人は、自分自身でいくらでも人生変えられるのに、その気力や勇気がないからこそ、他人のせいや過去のせいにして動かないだけなんです。

「もう傷つくのが怖いから」

「今は落ち込んでいて、行動を起こす気力が沸かないから」

上記のように行動しなくても良い言い訳をいつも探しています。

確かに、重度の鬱症状の方であれば、「体を起こすことすら難しい」「トイレに行くのですらやっと」という感じなので、「ひたすら寝て下さい」「ひたすら休んでください」としか言いようがないですが・・・。

でも、外出できるレベルの人であれば、あとは本人の気持ち次第です。

鬱症状のご相談の場合、私からアドバイスを受けても行動に移せない人が7割ほど。行動に移さない人の方が多いですが、行動に移しにくい心身状態なので、これは仕方ないことでもあります。

状況を変えるために相談しているのではなく、辛い気持ちをただ聞いてほしいから相談されているのだと、私もちゃんと分かっています。

私は誠意をもって全力でご相談者様に向き合うことを使命だと思っています。

私なりに精一杯向き合った後に、ご相談者様が自身で選んだことに対してはどんな行動でも反対しません。

・本気で状況を変える気がない

・あまんじて、辛い状況を受け入れた方が楽

という人も多くいますから、たとえ行動に移されなくても、それはそれでOKだと思っています。人には色んな生き方がありますから。

でも、鬱症状のご相談の3割の方は自分の人生をより良いものにしようと努力し、実際に以前よりも前向きな気持ちで生きることができています。

行動する気力がなくても、無理矢理行動できるほど「幸せになりたい」「人生を変えたい」と強く思っているか、そうでないかの差だと思います。

「幸せ＝花」だとすると、行動することは未来で花を咲かせるための種まきです。

まいた種は全部が全部綺麗な花を咲かせるとは限りません。

途中で茎が伸びなくなったり、つぼみのまま枯れることもあるでしょう。

でも、いつ咲くか分からない種をひたすら蒔き続けることが、人生においてはとても大切だと思います。

種を1つも蒔かなかった人よりは、綺麗な花を咲かせられる可能性は上がりますから。

不幸なときは、幸せになることがとてもハードルが高いことのように感じますよね。でも、幸せになるためには目の前の問題を1つ1つ解決していくだけで良いんです。

それが難しいのも分かりますが、意外と単純な道のりだと思いませんか？幸せになるための過程は、決して複雑なものではないのです。

状況を変えるためにたくさん行動してみることで、あなたなりの幸せがいつか見つかることだと思います。

「どうせ、花は咲かないから」と最初から諦めている人にはいつまでも花を咲かせることはできないのと同じで、「どうせ、幸せになれないから」と最初から諦めている人にはいつまでも幸せはやってきません。