■ 導入
「LinkedInのアカウントはあるけれど、海外からの問い合わせも、候補者も来ない。」
そんな声を、日本の中小企業や個人事業の方からよく聞きます。
一方で、海外では
・採用
・新規営業
・パートナー探し
の“当たり前のインフラ”としてLinkedInが使われています。
「日本から世界へ」海外人材・新規リードを獲得するための
LinkedIn運用の全体像を、あえてコンパクトにまとめます。
■ なぜ今、中小企業こそLinkedInなのか
・日本国内の人材不足
・リモートワークとオンライン商談の一般化
・インバウンド・越境ビジネスの加速
この3つが重なった今、「日本語だけ・国内だけ」で完結するビジネスは、じわじわと選択肢が狭まっています。
海外側の感覚で言えば、
「名刺代わりのWebサイト」と「現在進行形の顔」として
LinkedInを見に行くのはごく普通の行動です。
にもかかわらず、
・日本語だけで情報がほぼ空欄
・会社ページがない、もしくは更新されていない
・誰が何をしている会社なのか分からない
という状態だと、せっかくのポテンシャルが“見えない企業”のままになってしまいます。
■ ロードマップ:グローバルサポート視点の4ステップ
ポイントは、「投稿を頑張る」前に、設計と土台を整えることです。
【ステップ1】目的とターゲットを決める
【ステップ2】信頼されるプロフィール/会社ページ
【ステップ3】リストづくりと“丁寧な接点”
【ステップ4】続けられる運用フロー+外部パートナー
順番に、要点だけ押さえます。
■ ステップ1:目的とターゲットを決める
まず、「LinkedInで何をしたいのか」を1つに絞ります。
・海外人材の採用
・海外企業からの新規リード獲得
・パートナー・代理店候補との接点づくり
全部やろうとすると、メッセージもコンテンツもブレます。
● 決めること
・最優先の目的(採用なのか、営業なのか)
・狙いたいエリア(国・地域)
・つながりたい相手(役職・業種・企業規模)
ここが決まるだけで、プロフィールの書き方・検索条件・DM内容が一気にクリアになります。
■ ステップ2:信頼されるプロフィール/会社ページ
海外から見たときに、
「誰が、どんな価値を提供している会社なのか」
が30秒で伝わる状態を目指します。
● 個人プロフィール
・顔写真:明るく、ビジネスシーンにふさわしいもの
・ヘッドライン:肩書き+どんな価値を出しているか
例)“Global Expansion & B2B Marketing | Supporting Japan ↔ Global via LinkedIn & AI”
・サマリー:
- 何をしている人か
- どんな企業・人を支援しているか
- どんな成果や強みがあるか
● 会社ページ
・英語と日本語で事業概要を簡潔に記載
・Webサイト・サービスページのリンクを設定
・ロゴ・カバー画像で「空気感」を揃える
完璧でなくて大丈夫です。
60〜70点で公開し、その後アップデートしていく前提で動いた方が、結果的に早く前に進みます。
■ ステップ3:リストづくりと“丁寧な接点”
LinkedInは「誰とつながるか」で結果が大きく変わります。
● リストづくり
・検索条件(エリア×業種×役職など)をテンプレ化
・気になった相手をスプレッドシートやNotionで管理
・相手のWebサイトや投稿をざっとチェックしてメモ
● 接続リクエストの基本
・いきなり売り込まず、「なぜ興味を持ったか」を一言添える
・共通点や関心(業界・テーマ・場所など)を明示する
例:
「Japan–Global bridge の取り組みについて情報収集しており、
御社の〇〇プロジェクトに興味を持ちました。
もしよろしければ、情報交換の機会をいただけると嬉しいです。」
● コンテンツ(投稿)の役割
・自社の活動や視点を、海外にも伝わる形でシェアする
・「海外人材採用」「グローバル展開」「AI活用」など、
自社の関心テーマを継続的に発信する
接続・DM・投稿、この3つを「ターゲットと目的に沿って」回し始めると、
・情報交換の打診
・カジュアルミーティング
・採用や業務提携の相談
といった“次の一歩”が少しずつ生まれてきます。
■ ステップ4:続けられる運用フロー+外部パートナー
一番の敵は「3週間で放置」です。
● 最低限の運用リズム
・週1〜2回:接続リクエスト+DM
・月数本:短い投稿(気づき・事例・学びなど)
・月1回:簡単な振り返り(数と質のチェック)
● KPIはシンプルに
・新規接続数
・DM返信数
・オンラインミーティング数
ただし、社内だけでゼロから設計し、運用まで回すのは負担も大きいのが正直なところです。
そこで現実的なのが、
・目的・ターゲットの設計
・プロフィール・メッセージの設計
・最初の運用フローづくり
といった「土台づくり」を外部パートナーと一緒に整え、
日々の接続やミーティング対応は社内で行う、という分担です。
海外在住で現地の温度感も分かるパートナーが入ることで、
・英語・マナー面の不安
・ターゲット設定のズレ
・“日本発”の強みの押し出し方
を一緒にチューニングしていくことができます。
■ まずはここから:3つの簡単チェック
この記事を読み終えたタイミングで、次の3つだけ確認してみてください。
1)自社の最優先目的は「海外人材採用」か「新規リード獲得」か
2)経営者・キーメンバーのプロフィールは“海外から見て”分かりやすいか
3)狙いたいエリア・業種・役職は、言語化できているか
この3つが固まるだけで、
LinkedIn運用は一気に「なんとなく」から「戦略的」に変わります。
■ まとめ
LinkedInは、
・海外人材の採用
・新規リードの獲得
・パートナーとの接点づくり
を同時に進められる“日本から世界へ”のハブです。
一方で、
・どこまで自社でできるか
・何から始めればいいか
・海外との距離感をどう詰めるか
は、一社だけで抱えるには負荷も大きくなりがちです。
■ ここから先を、一緒に整理したい方へ
もしあなたが、
・海外生活や移住、ノマド的な働き方に興味がある
・自社のグローバル展開や海外リーチを考え始めている
・AIやSNSを使って、海外向けの発信や採用を強化したい
・でも、何から手をつければいいか分からない
そんな状態なら、一度、現状を一緒に棚卸ししてみませんか。
■ LinkedIn活用 × マーケティング
・企画・戦略設計・コンテンツ制作
・SNS運用・グローバルリーチ(多言語設計)
・アポイント獲得、営業支援
・LinkedIn活用研修