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はじめまして ゴシックメンヘラです。
記事小説
ココナラは以前から購入者として利用していましたが、最近出品を始めました。田中雅臣と申します。
四苦八苦しながらサービスの登録などをしているのですが、ブログ機能を発見して、ついつい脱線しています。
おそらく2記事ぐらい書いて飽きる予感がしますが（ブログもSNSも続いた試しがない）ちょろちょろ書いていきます。
主に作品制作関連のサービスを出品していく予定ですが、それに関連して好きな作品について自由に書きます。
好きな作品の話であれば誰にも読まれなくても楽しいので……
【日記・エッセイ】『八本脚の蝶』二階堂奥歯
最後のお知らせ
二階堂奥歯は、2003年4月26日、まだ朝が来る前に、自分の意志に基づき飛び降り自殺しました。
このお知らせも私二階堂奥歯が書いています。これまでご覧くださってありがとうございました。（『八本脚の蝶』河出文庫,2020）
初めて読んだのは二階堂奥歯の名前で検索するとヒットするHP「八本脚の蝶」のトップに表示されるこの引用。
これは本が大好きだった、自殺した女性編集者の日記です。
この作品を知ったタイミングで復刊されたので、運命を感じて購入、読みました。
以来、頭の中に二階堂奥歯が住んでいるような気がします。
本を読んでは「この本を彼女が読んでいたら死んでいなかったかな？」
音楽を聴いては「この歌は二階堂奥歯を感じるな」
Twitterを見ては「二階堂奥歯ならインフルエンサーになってたかな」
この本について20,000字ぐらい書評を書いているのですが、いまだにまとまらず完成しません。
何としてもちゃんと書ききらねば、と思っている訳ですが、そう思うと書けないのですよね〜。
これぐらいゆるーいものであれば書けるんですが…… 読み取るものが多すぎるし、書き起こした書評の検討にも時間がかかるために、ちゃんとしたものを書こうとしていると最早完成が見えません。なんとかせねば……
この作品では興味深い作品がたくさん紹介されていて、未読のものにはぽろぽろ目を通していたりします。
一時は二階堂奥歯が読んだ本のリストを作って虱潰しに手を出していました。（読みきれてません）
本好きや文章を書く人間がこれを読むと、しばらく口調・文体が二階堂奥歯になっていたりします。
それぐらいの影響力がある作品なんですよね〜。わかる〜。読んでから数ヶ月は二階堂奥歯っぽい文章書いちゃったもん。
※このペースで書いていたら終わらないので、ペースアップのためもう少し簡単に書きます。
【小説】『アベラシオン』篠田真由美
冬のヴェネツィア、華やかなパーティのさなかに起きた奇妙な殺人事件。偶然目撃者となってしまった日本人留学生藍川芹は、やがて事件の関係者からの招待状を受け取る。北イタリア山中の巌上にそびえる＜聖天使宮（パラッツォ・サンタンジェロ）＞。未公開の美術品に満たされた巨大な正五角形の宮殿を所有するのは、謎めいた伝説に包まれた美しい一族の末裔だった。心ならずもそこに滞在することとなった芹の前に、勃発する凄惨な連続殺人。一族の過去に揺曳するナチズムの影。車椅子の少年に導かれて、絢爛たる地獄を巡る女主人公（ヒロイン）が最後に見たものは――。（講談社BOOK倶楽部）
※URLが規制で掲載できません、問題があれば消しますのでご一報ください……
原田マハ氏と江戸川乱歩（『孤島の鬼』とか）が好きな人は多分好き。
篠田真由美氏の作品って、耽美でゴシックで最高なんだけど、何故か知名度が低い…… 何故？
美しい文章で美しいものとグロテスクなもののことが書かれています。
【小説】『蝶々の纏足』山田詠美
私の心を束縛し、私の自由を許さない美しき親友のえり子。その支配から逃れるため、私は麦生を愛し、彼の肉体を知ることで、少女期からの飛翔を遂げる。（新潮社公式HP）
山田詠美氏の作品は出てくるシーンがえぐくて美しくて良き。
幼少期にえり子が唾液を絡めたアイスを主人公に食べさせるシーンが至高。吉行淳之介氏『暗室』で島を歯の生えた女○器に例えるシーンがあったりするけど、たった一つでも美しい絵があると惚れ込んでしまう病気にかかっている。
山田詠美氏の別作品『風葬の教室』では女子がいじめの一環として使用済のナプキンを主人公の机に乗せるシーンがあります。好きとかそういう判断を下す前に強烈すぎて忘れらません。
【その他の好き】
次の項目書いてたらページ飛んじゃったので、もうざっくり書きます。
・漫画 清水玲子『秘密』 山岸凉子『日出処の天子』
・可愛い女の子 望月めるの写真集楽しみだなー
・絵 伊豫田晃一氏。掌篇集の新作が出るとかってほんと？ 嬉死。
・歴史 古代ローマ史と中国史 とても王道。塩野七生氏と陳舜臣のせいで好き。
・音楽 最近戦慄かなの氏にハマっている……femme fatale良き。『鼓動』好きだ……かなの氏の新曲も好きだ……キャトルミューティレートしてくれ……
・ビジネス、自己啓発系 デイル・ドーテン『仕事は楽しいかね？』自己啓発系ってなんか毛嫌いされるけど、読んでみたら結構面白いと思うんだよな。
うーん、書いていると楽しくて無限に書ける訳なんですが、そういうわけにもいかないのでこれにて。
【呟き】
澁澤龍彦の『快楽主義の哲学』とかも書きたいな〜。
あと谷崎の『美食倶楽部』この作品のおかげで私の人生は鮮やかです。
好きな作品について書こうと思うと気負ってしまって一言も何も言えないのが常だったので、ちょっと気楽に掲載しちゃいます。
