❤️翼の折れたCAは、夜のとばりを覆す❤️

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コラム


2020年5月ーー

客室乗務員のわたしは
毎月80時間のフライトタイムが
ついに8時間になり、
慣れ親しんだ空が遠い遠い存在になりました。

緊急事態宣言で多くの方の生活が
閉鎖的になりましたが
わたしの翼も、パンデミックによって
折れてしまったのです( ᵕ_ᵕ̩̩ )


そこで気づいたのは、今までの生活が
いかに忙しすぎたのかということ。
馬車馬ならぬ馬車鳥としてパタパタパタ…𓅮
眠ることを知らない渡鳥よりも
慌ただしい生活でした。

思いがけず飛行を止めて地上に降り立ち
上へと目をやると、
毎日飛んでいた空はこんなにも美しかったのかと
溜め息が出ます。

慣れ親しんだ空は遠く高く、
突如としてわたしのたどり着けない場所に
なってしまいました。

もうしばらくあの空には帰れないだろうなーー

ひとまず落とした目線とは裏腹に、
ニヤリと上がった口角を隠せませんでしたーー


(これで翼を広げられる…。)

突然の自由にときめき、脈打つ心臓。
目を爛々と輝かせながら
身支度をいそいそと始めました。

さあ翼を広げるのよ、えへへっへっへへへへ



そうして解き放たれたわたしは、
車とバイクの免許を取りバイクの限定車を買い、
コミュニケーションを勉強したりアロマを習ったり
さながらエンジン出力全開のコンコルドのようです。

暗い夜空を切って裂いた新しい世界は、
星がウインクをしてわたしを出迎えてくれました。
それはまさにもう、夢のような景色でした。


寝ぼけ眼のひつじ雲アリエス、煌めく天の川の滑走路
星屑ばかりを詰め込んだ茶色のトランク…。

夢ならまだ醒めないでと祈るばかりです。

しかしその一方で
夜明けの訪れも感じていたのでした…。



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