「なんでウチのチームはイマイチ動きが鈍いんだろう?」
「もっと積極的に動いてくれたら助かるのに...
現場のマネージャーなら、一度はそう思ったこと、ありますよね?
チーム目標を達成するために、色々な指示を出したり、時には厳しく指導したり、どうにかチームを良くしようとあなたは一生懸命頑張っている。
なのに、思ったように部下が動いてくれない。それどころか、なんだか不満そうだったり、最悪、辞めていっちゃうなんてことも経験したことがあるかもしれません。
「そんなこと気にしてる暇ない!まずは成果だ!」
「リーダーがビシッと引っ張るのが仕事だろ!」
もちろん、そう思う気持ちも分かります。納期もある、目標もある、チームを食わせていく責任があるんですから。甘っちょろいことばかり言っていられない、厳しい現実があるのは確かです。
でも、考えてみてください。
どんなに立派な目標や戦略も、実際に手を動かし、汗をかくのは「人」、つまりあなたの部下たちですよね。
そして、その部下が「よし、やろう!」「このチームのために頑張ろう!」と自ら動くか、「仕方なくやるか...」で、出てくる結果は天と地ほど変わります。
じゃあ、その「自ら動く」スイッチはどこにあるのか?
色々ある要因の中で、最も強力なスイッチの一つが、部下自身が
「自分はこのチームに、会社に、そしてこのマネージャーに大事にされているな」
と、心から実感できた時なんです。
想像してみてください。あなたがもし誰かの部下だとして...。
自分が「どうでもいい存在」「単なる駒」として扱われていると感じるのと、「このチームに必要な人間だ」「ちゃんと自分のことを見て、評価してくれている」と感じるのとでは、日々のモチベーション、困難にぶつかった時の粘り強さ、新しいことへの挑戦意欲...全く違ってきませんか?
人は、「大事にされている」と感じた時に、その相手や組織のために「返したい」という気持ちや、「期待に応えたい」という力が自然と湧き上がってくるものなんです。
部下がどう感じるか、どんな態度をとるかは、最終的には部下自身が決めることです。でも、そこに一番大きな、そしてポジティブな影響を与えることができるのが、「あなた」、現場のマネージャーなんです。
厳しさも必要です。目標達成はプロとして当然求められます。でも、その厳しさの根底に「お前たちならできるはずだ」「成長してほしいんだ」という部下を信じ、大事に思う気持ちがあるかどうか。部下はそこを敏感に感じ取っています。
じゃあ、具体的に「部下を大事にするって、どういうことなんだろう?」
ここが、マネージャーであるあなたの腕の見せ所であり、部下との信頼関係を築き、チームの可能性を最大限に引き出すための、とても人間的で、そして奥深いテーマです。