【自己分析】就職・転職前には必ずキャリアコンサルタントのカウンセリングを

こんにちは！

キャリアコンサルタントの宮内です。

日本の教育には“時代に合わない”問題があります。

それは『自己理解』が進んでいないまま就活を迎えてしまうこと。

終身雇用ならそれでよかったけど、人生100年時代のキャリア形成には対応できません。

「でも、もう遅いから・・・」

という方のために、私たちキャリアコンサルタントがいます。

『自己理解』と『自己分析』

私たちキャリアコンサルタントは「自己分析」ではなく「自己理解」と言います。

■「自己分析」と「自己理解」の違い

「自己分析」＝客観的に見た自分
「自己理解」＝主観的に感じる自分

例えば私のキャリアコンサルティングでは、自己分析ツールを使い客観的なデータを出した後、それを見ながらディスカッションします。

「このシチュエーションの場合、あなたならどうしますか？」

「逆の特性を持つ方はこんな思考でこんな判断をしますよ」

そうして人との違いを理解することで自分を発見していきます。

「人と比べるな」と言うのは能力の話。

能力を比べちゃいけないのは、人それぞれ個性が違うから。

つまり、個性は人と比べないといけないんです。

身長は“〇〇〇cm”と測ることができる。しかし、周囲の人の背の高さを見たことがなければ“それが高いのか低いのか”は分からない。

多くの分析ツールを用いてもイマイチ納得感がないのは、“他はどうなのか”が分からないからです。

人と比べ、全体の中での自分の位置が分かることで「なるほど、そういうことだったのか」と分析の先の理解に進んでいきます。

自己分析・特性を理解することが自己理解の始まり

自己分析とは、自己理解のほんのはじまりの部分です。

しかし同時に、自己分析をしないとキャリア形成は始まらないということです。

例えば私がキャリア形成の支援をする流れはこのようになっています。

【キャリア形成の自己理解】
・カウンセリング
・人生100年時代のキャリア形成とは
・特性分析　※自己分析
・『能力』の言語化
・『価値観』の言語化
・『興味』の深掘り
・『想い』の言語化
・『願い』の言語化　※やりたいこと
・『キャリアプランニング』

多くの人が思うよりも長いはずです。

人ひとりの人生のこと、そんなに簡単なはずはないのですが、まだまだキャリアカウンセリングは浸透していないため認識がされていないのが事実です。

興味の深掘りのあたりからは、『仕事理解』もすることになります。

「自分はこうだけど、じゃあどんな仕事があるんだろう？どんな人がロールモデルになるんだろう？」とリサーチすることです。

一気にスケジュールを入れても2週間ぐらいはかかるキャリア形成の中で、自己分析は最初の3時間に入ります。

自己分析をしないと、その後の自分情報の言語化の理解度・深さが浅くなる。

それにカウンセリングでは、プロセスに迷い長くなってしまいます。

中途や第二新卒で相談に来られる方の多くは、「新卒の就活でまともに自己分析をしていなくて後悔したので、自己投資をしてでも自己分析をしないといけないと思った」と言います。

出来るチャンスがあってもやらない自己分析。
やらずに後悔している人が非常に多い自己分析。
キャリアコンサルでも最初にやるべき自己分析。

本来は教育過程にあるべきかもしれません。

人間特性的ポジショニングと社会的ポジショニング

全体の中の自分の位置を知ることで自分の位置が見えてくる。

私は、特性で自分の位置を知ることを「人間特性的ポジショニング」と言っています。

そして経験やスキルの掛け合わせによって独自性を形成しキャリアを安定させることを「社会的ポジショニング」と言っています。

「人間特性的ポジショニング」は、幸せの位置でもあると思っています。

人にはそれぞれ、“働かせたい思考”と“働かせたくない思考”がある。

それが能力・価値観・興味を回す自分の中心の『ギア』です。

このギアは変わりにくい。性格のようなものです。

変わりにくいけど、能力とは違って良い悪いがありません。

どんな思考特性でも素晴らしいし、逆に言えば欠点もあります。

つまり、活きる位置・活きない位置がある。

ギアに噛みあう能力、空回りする能力がある。

“働かせたい思考”はストレスなくパワフルに回る。

“働かせたくない思考”はストレスがかかり長くは続けられない。

『人生100年時代』と言われる中で、まずはストレスのない人間特性的ポジショニングを見つけること。

幸せの位置を知ることが、最終的なキャリアを描くために必要です。

ぜひ自己分析を受けてみてください。

きっと自分の理解が各段に進むはずです。

自己分析サービスはこちら！