10万回表示されたのに、フォロワーがほとんど増えない。
一方、表示回数が2万回程度でも、着実にフォロワーを獲得しているアカウントがある。
X(旧Twitter)の運用では、こんな違いが生まれることがあります。
企業のSNS担当者からすれば、毎日投稿しているのにフォロワーが増えなければ、何を改善すればよいのか分からなくなるものです。
投稿時間を変える、ハッシュタグを増やす、画像を付ける。思いつく方法を試しても反応が変わらず、更新そのものが負担になってしまうこともあるでしょう。
僕は10年以上SNSマーケティングに関わっていますが、X運用で重要なのは、投稿の表示回数だけを追いかけないことだと考えています。
今回は、企業のTwitter・Xフォロワーが増えない原因を、具体的な数字と改善方法を交えて解説します。
◆ 10万回表示されても、フォロワーが増えるとは限らない
まず、2つの企業アカウントを比較してみましょう。
以下は違いを分かりやすくするための仮想データです。
※数値は説明用の架空例。アクセス率はプロフィールアクセス数÷投稿表示回数で試算しています。フォロワー純増には投稿以外の流入や解除も含まれるため、直接の転換率とは異なります。
A社はB社の5倍も表示されています。それなのに、フォロワーの増加数は4分の1です。
この違いから分かるのは、表示回数が多いことと、フォローしたい人に届いていることは別だという点です。
X公式ヘルプでも、表示回数は閲覧した人数ではなく、表示された回数であると説明されています。同じ人が複数回閲覧した場合も、それぞれカウントされることがあります。
[出典:X公式ヘルプ「表示回数」]
つまり、10万回表示されたからといって、10万人が興味を持ってくれたわけではありません。
大切なのは、その表示が誰に届き、どのような行動につながったかです。
◆ ① 投稿は見られているのに、プロフィールを開かれない
最初に確認したいのが、投稿からプロフィールへ興味が移っているかどうかです。
例えば、自動車用品を販売している企業が、毎日こんな投稿をしていたとします。
「新商品が入荷しました!」
「本日限定セール開催!」
「人気商品を再入荷しました!」
商品に興味がある人には必要な情報ですが、まだ企業を知らない人にとっては、わざわざアカウントを訪問する理由が弱いかもしれません。
そこで、発信する内容を少し変えてみます。
「洗車したばかりなのに、すぐ汚れる原因とは?」
「車の内装を傷めやすい、意外な掃除方法」
「同じ車種でも、用品選びで失敗しやすい理由」
こうした投稿なら、商品を知らない人でも、自分の悩みと関係があれば興味を持つ可能性があります。
重要なのは、宣伝投稿をやめることではありません。
商品を売りたい企業の都合と、読者が知りたい情報の間に接点を作ること。
その接点が増えることで、プロフィールや商品ページを見てもらう機会も生まれます。
◆ ② プロフィールを見られているのに、フォローされない
次に確認したいのが、プロフィールの内容です。
X公式のビジネス向けガイドでも、プロフィールには企業が何をしていて、なぜフォローする価値があるのかを明確に示すことが推奨されています。
[出典:X公式 ビジネス活用ガイド]
例えば、次のようなプロフィールを考えてみてください。
「株式会社〇〇の公式アカウントです。新商品や最新情報をお届けします」
会社の説明としては問題ありませんが、初めて訪れた人にとっては、フォローするメリットが分かりにくい状態です。
これを自動車用品メーカーなら、
「愛車をもっと快適に。車種別の便利グッズ、洗車のコツ、カー用品選びで失敗しない情報を発信中」
と変えてみる。
すると、誰に向けたアカウントなのか、フォローすると何が得られるのかが具体的になります。
さらに、固定ポストには人気の投稿や初心者向けの情報、商品を選ぶ際の参考記事などを用意しておきます。
プロフィールを見た人が過去の投稿を確認したときにも、発信の方向性が統一されていることが大切です。
企業名や商品名を何度も繰り返すより、読者が明日もこのアカウントを見たいと思える理由を伝える方が、継続的なファンづくりにつながります。
◆ ③ 投稿しているのに、見込み客との接点が増えない
3つ目は、僕が特に重要だと考えているポイントです。
企業がXを運用するとき、どうしても自社の投稿に意識が向きがちです。
もちろん、投稿は大切です。ただ、アカウントを開設したばかりでフォロワーが少ない場合、投稿するだけで多くの見込み客に届くとは限りません。
そこで活用したいのが、リプライや引用ポストなどの交流です。
X公式のコミュニティ管理ガイドでも、企業が顧客と1対1で会話し、関係性を築くことの重要性が紹介されています。
[出典:X公式 コミュニティ管理]
例えば、美容関連の企業なら、美容に関する悩みや商品選びについて投稿している人の会話に、自然な形で参加する。
BtoB企業であれば、経営者や同じ業界の担当者が発信している課題に対して、専門的な知識や現場の経験を交えて返信する方法が考えられます。
大切なのは、相手の投稿に関係のある話をすることです。
無関係な宣伝コメントや、同じ文章を大量に送る方法はおすすめしません。Xのルールでも、重複した返信や一方的な大量送信はスパム行為として禁止されています。
フォロワーを増やすことだけを考えるのではなく、まず自社に関心を持ってくれそうな人との接点を増やす。
こうした自然なコミュニケーションが、企業の認知や信頼を育てるきっかけになります。
◆ 数字で見る、フォロワー増加の改善ポイント
では、企業のXアカウントでは具体的にどんな数字を確認すればよいのでしょうか。
僕なら、少なくとも次の5つを確認します。
これらは、すべての数値が同時に増えなければ失敗という意味ではありません。
例えば、採用広報を目的とした企業なら、フォロワーが大幅に増えなくても、採用ページへの訪問や応募者との接点が増えることに価値があります。
逆に、商品認知を広げたいメーカーなら、購入まで時間がかかる場合もあるため、短期的な売上だけで判断するのは適切ではないでしょう。
自社の目的を明確にしたうえで、数値を見る必要があります。
◆ 7日間で試せるX運用の改善方法
では、実際に何から取り組めばよいのでしょうか。
僕なら、最初の7日間で次のような取り組みを提案します。
1〜2日目|アカウントの現状を確認
直近の投稿を振り返り、表示回数・プロフィールアクセス・フォロワー増減を確認します。同時に、どんな投稿で反応が増えたのかを分類します。
3日目|プロフィールと固定ポストを改善**
企業紹介だけでなく、誰に向けて何を発信しているのかを明確にします。読者がフォローする理由を伝えることが目的です。
4〜5日目|投稿内容を変えて比較する
従来の商品紹介や企業紹介に加え、読者の悩みを解決する情報を発信します。内容を変えた投稿と従来の投稿で、どんな違いが生まれるか確認します。
6日目|見込み客との交流を見直す
自社と関係のあるテーマで交流し、どのようなコメントが自然な会話につながるかを確認します。
7日目|反応を比較する
投稿の表示回数だけでなく、プロフィールアクセスやフォロー、リンククリックなども確認します。
7日間だけで長期的な効果を判定することは難しいものの、改善すべき箇所を見つけるための初期テストにはなります。
大切なのは、一度にすべての方法を変えないことです。
何が反応の変化につながったのかを把握できるよう、変更点を記録しながら検証します。
◆ フォロワー増加の先にある、コアファン育成
ここまでフォロワー増加についてお話ししてきましたが、企業のX運用にはもう一つ重要な視点があります。
それが、コアファンを育てることです。
新しいフォロワーを獲得しても、その後の投稿を見てもらえなければ、関係は深まりません。
一方、継続的に投稿を読み、質問してくれる人や、自社の商品に興味を持ってくれる人が増えていけば、企業にとって価値のある関係が生まれる可能性があります。
例えば、自動車用品メーカーなら、商品を購入したお客様が使い方を投稿したり、新商品について質問したりすることがあります。
企業側がそうした声に丁寧に対応すれば、商品理解が深まり、継続購入や紹介につながることも考えられます。
ただし、いいねや返信の多さだけでコアファンの人数を判断することはできません。繰り返しの交流、サイトへの訪問、購入や問い合わせなどを組み合わせて評価することが重要です。
フォロワーを増やすことは目的の一つ。その先に、企業の価値を理解し、応援してくれる人を育てること。
これがAC CORELANDの目指すX運用です。
◆ X運用代行を活用するという選択肢
企業のSNS担当者が、投稿作成、リプライ対応、競合調査、分析をすべて担当するのは簡単ではありません。
特に、ほかの業務と兼任している担当者の場合、日々の投稿を続けるだけで精いっぱいになることもあるでしょう。
そこで、外部のX運用代行を活用するという方法があります。
AC CORELANDでは、10年以上のSNSマーケティング経験を活かし、企業・個人事業主向けのX(旧Twitter)運用を支援しています。
これまでに、
・24日間でフォロワー1,000人増加
・新規アカウントを20日間で530人まで育成
・1投稿500万インプレッションを記録
・美容関連の案件で400クリック以上を獲得
といった運用実績があります。
これらは異なる条件の案件による成果であり、すべての企業で同じ結果を保証するものではありません。
僕たちが大切にしているのは、ただフォロワーを増やすだけでなく、ターゲットに合わせた投稿、手動交流、プロフィール改善、外部サイトへの送客まで、一貫して考えることです。
◆ まとめ|企業のXは、投稿数よりも見直す場所がある
企業のTwitter・Xフォロワーが増えないとき、最初から投稿数を倍にする必要はありません。
投稿が十分に表示されていないのか。見られているのにプロフィールへ移動されないのか。プロフィールまで来ているのにフォローされないのか。
まず、この違いを確認するだけでも、次に取り組む内容は変わってきます。
そして、フォロワー数だけを増やして終わるのではなく、企業の商品やサービスに興味を持つ人との関係づくりまで意識することが重要です。
AC CORELANDでは、企業様の目的や運用状況に合わせたX・Twitter運用代行を提供しています。
「投稿してもフォロワーが増えない」
「自社アカウントの改善点を知りたい」
「社内にSNS運用の担当者がいない」
そんな企業様は、まずはお気軽にご相談ください。
▶ [企業向けX・Twitter運用代行はこちら]
フォロワー増加×コアファン育成。
成果につなげるX運用なら、コアラ