求人広告は「幕の内弁当」ではまずい

求人広告は「幕の内弁当」ではまずい

記事
ビジネス・マーケティング
いろいろ入っていて見た目にも楽しく、
食べても美味しい幕の内弁当。
ですが
求人広告においては、幕の内弁当ではまずいのです。

広告における幕の内弁当?どういうこと?
それは、幕の内弁当のように
「言いたいことをあれもこれも詰め込んだ広告」のこと。

せっかくお金を払って広告を出稿するのだから
会社が言いたいことはすべて言いたい。
この機会に言わないともったいない。
クライアントからすればそう考えるのでしょう。
その気持ち、わかります。

しかし、特に求人広告において言えば
幕の内弁当ではまずいのです。
なぜなら、あれもこれも伝えることで
ターゲット(=欲しい人材)に対して訴求するポイントがブレるから。

あれもこれも入れ込んだ広告って
読者に伝わっているつもりでも、結局「何が言いたかったの?」となり
印象に残らない広告になってしまうのです。

だから、メインで伝えることは1つ、多くて2つに絞ります。
これが広告、特に求人広告においての鉄則。

そのほうが欲しい人材にマッチした応募者が来る確率が高まります。
だからこそ私たち求人ライターは、
欲しい人材はどんな人か?その人に何を伝えたら応募してくれるか?を考え
広告を設計します。

自社の歴史や待遇、社風など、伝えたいことがたくさんあるのは当然のことです。それだけ会社に誇りと愛着がある証拠だからです。

私たちの会社はこんな歴史がある。
大手〇〇社のグループ会社で安定性がある。
今回の仕事ではこんなスキルを持っている方を求めている。
会社としてはこのような待遇を用意している。
〇年に「〇〇な企業」に認定された。
研修が充実している。
社長との距離が近い会社である。
社内でのコミュニケーションは活発である。
新人の意見も聞いて採用してくれる。

これらは求職者から見れば企業を判断するうえで重要な指標です。
だから広告内にすべて記載すること自体は間違いではありません。
しかしそれぞれの項目を同じ分量・同じ熱量で並べて書くだけでは
どの部分をいちばんにアピールしたいのかが伝わらず
けっきょく「幕の内弁当」となってしまいます。

それって今回ターゲットとなる人材に対して
本当に魅力的な内容になっているのでしょうか?
たとえばターゲットとなる人材が
「安定性志向な方」であれば、会社の歴史や大手のグループ会社であることをメインで訴求するべきでしょう。

しかしターゲットとなる人材が
「ベンチャー志向」な人間だった場合は、
歴史や安定性をメインに訴求しても意味がありません。
そういう人たちは安定性を求めていませんから。
むしろ社長との距離が近いことや
新人の意見を取り入れてくれる話をメインに伝えるほうがいいでしょう。

欲しい人材に対して、その人材が魅力的だと思う情報を伝えないと
「自分には関係ない会社だ」と読み飛ばされてしまうかもしれません。
そのためにはターゲットをしっかりと定めるだけでなく
そのターゲットに対して魅力的だと思われる情報に分量を割き、大々的にアピールすること。

そのためには伝えるべき情報に優先順位をつけることが大切になります。
優先順位を無視して、会社が言いたいことをひたすら羅列してしまうと
応募効果が期待できない求人広告になってしまうのです。

御社の広告、幕の内弁当になっていませんか?

お読みいただき、ありがとうございました!
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