0. はじめに
こんにちは、Tぼーいです。
今回は「そもそもバックテストって何なのか」「最初はどうやって触ればいいのか」を、できるだけシンプルに整理してみます。
バックテストと聞くと、どうしても難しそうに感じるかもしれません。
でも最初は、紙とペンでも大丈夫です。
ここで大事なのは、最初から完璧にやることではなくて、感覚ではなく数字で見る入口に立つことだと僕は思っています。
1. バックテストってそもそも何?
バックテストはざっくり言うと、「自分のトレードルールを過去のチャートに当てはめて、本当に機能していたのかを数字で確かめる作業」です。
たとえば、移動平均線のクロスで入るとか、RSIが一定のラインを割ったら入るとか、そういうルールは世の中にたくさんあります。
でも、それが実際にどれくらい勝って、どれくらい負けるのかは、過去チャートで確認してみないと分かりません。
裁量で振り返ると、「ここは取れたはず」「ここは難しかったかも」と、どうしても感覚が混ざります。
もちろんその感覚も大事ですが、実務で見ていると、感覚だけでは改善点が曖昧なまま終わることがかなり多いです。
だからバックテストは、感覚を否定するためではなく、一度横に置いて整理するための道具として使うのがちょうどいいです。
2. なぜ市販ツールより先にバックテストなのか
昔の僕は、「勝率90%」のような言葉にかなり引っ張られていました。
でも、実際に残ったのは、思っていた結果とのズレと、「結局これは本当に勝てるのか?」というモヤモヤでした。
ここで危ないのは、宣伝文句を信じること自体よりも、自分の手で確かめないまま進んでしまうことです。
たとえ誰かが「この手法はいい」と言っていても、実際に資金を入れるのは自分なので、最終的に見るべきなのは自分の数字です。
なので僕の感覚では、ツールを買う前でも、買った後でも、まずは一度バックテストしてみる習慣がかなり大事です。
市販ツールを否定したいわけではなくて、他人の「勝てる」をそのまま受け取るのではなく、自分の条件で見直すためにバックテストがある、というイメージです。
3. 手動バックテストの“最低限これだけ”ステップ
いきなりMQL4や自動化の話に入ると、たぶんここで止まる人が多いです。
なので最初は、手でやる形で十分です。
ステップ1:時間足と通貨ペアを決める
最初に、どの通貨ペアのどの時間足で見るのかを決めます。
たとえばUSDJPYの5分足、期間は1か月くらいでも十分です。
長くしすぎると途中でしんどくなるので、まずは「1か月だけ」や「ロウソク足1440本分だけ」と区切るほうが続きやすいです。
ステップ2:ルールを一行で書く
次に、自分が見ているルールを一行で書きます。
「移動平均線5と20のゴールデンクロスで買い」や「RSIが30を下回った次の足で買い」のように、まずは単純で大丈夫です。
ここで複雑にしすぎると、検証する前に疲れます。
サインツールを使っているなら、まずはアローが出た場所を追う形でも問題ありません。
ステップ3:過去チャートを左から右へなぞる
チャートを古いところから順に見ていって、ルールに当てはまった場所で入ったと仮定します。
そして、何分後に判定するか、何本後に決済するかも先に決めておきます。
あとは、その結果が勝ちか負けかを淡々とメモしていきます。
地味ですが、この作業で「自分はどこを根拠に入っていたのか」がかなりはっきりしてきます。
ステップ4:紙やExcelでざっくり集計する
最後に、記録した内容をざっくり集計します。
見るのは、勝ち数、負け数、合計の勝敗、必要なら1回あたりの金額を入れたときの増減です。
ここまでできたら、もう立派に1回目のバックテストです。
最初は荒くていいので、とにかく一度最後までやり切ることのほうが大事です。
4. 数字の見方:勝率だけ見てもダメな理由
手動バックテストをやると、たいてい最初に気になるのは勝率です。
もちろん勝率は大事ですが、そこだけ見ていると危ないです。
特にバイナリーでは、勝率だけでなく、連敗と資金カーブも一緒に見ないと実際の運用イメージがかなりズレます。
指標1:勝率
勝率は、何回中何回勝ったかを見る基本の数字です。
元記事では、ペイアウト1.85倍なら勝率54%前後を超えてくるとプラスに乗りやすい目安として触れられています。
なので、50%前後ならほぼトントンから微マイナス、55%前後なら条件次第、60%以上なら検討する価値がある、くらいのざっくりした見方は持っておくと便利です。
ここで大事なのは、「高いか低いか」よりも、その数字が本当に継続できる条件で出ているかを見ることです。
指標2:連敗数
意外と見落とされやすいのが連敗です。
最大で何連敗したのか、そのときにいくら減る想定なのかを見ておかないと、勝率が悪くなくても口座やメンタルが先に持たないことがあります。
実務では、勝率より先に「その連敗に自分が耐えられるか」を見たほうがいい場面も多いです。
10連敗があり得る手法なら、その前提でロットや資金管理を考えないと危ないです。
指標3:資金カーブ
もうひとつ見たいのが資金カーブです。
累計損益を並べて、少しずつ右肩上がりなのか、一気に増えて一気に崩れるのかを見るだけでも印象はかなり変わります。
同じ勝率でも、資金カーブの形が違えば、続けやすさはまったく別物です。
この視点が入ると、市販ツールの見え方も変わってきますし、「数字は悪くないのに続けにくい手法」と「派手ではないけど安定しやすい手法」を分けて見やすくなります。
5. ここから先はMQL4で一気に回す世界
ここまでの手動バックテストは、あくまで入口です。
実際、1分足を何か月も手で追うのはかなり大変ですし、比較条件が増えるとすぐ限界がきます。
そこで出てくるのが、MQL4を使った自動バックテストです。
自分のエントリー条件や時間帯、判定までの時間決済をコードに落として、MT4のストラテジーテスターで一気に検証するイメージです。
手動バックテストの良さは、ルールの感覚をつかめることと、チャートの形を自分の目で覚えられることです。
一方でMQL4の良さは、数年単位のデータをまとめて回したり、通貨ペアや時間帯を変えて比較したり、細かい条件調整を試しやすいことにあります。
どちらが上というより、手動で見えるものと自動で見えるものが違う、という整理がいちばん自然だと思います。
6. ココナラでできること
ここまで読んで、「手動バックテストはやってみたいけど、ちゃんと合っているか不安」と感じる方もいると思います。
あるいは、「MQL4で自動バックテストまで進みたいけど、一人ではきつそう」と感じる方も自然だと思います。
僕はココナラで、バックテスト代行やサインツール作成の相談を受けています。
実際、依頼の現場では「なぜ負けているのか分からない」という段階で止まっている方がかなり多いので、まず数字で状況を整理するところから一緒に見ることが多いです。
なので、最初から大きく進める必要はありません。
まずは自分の手法を少し整理したい、検証の考え方を知りたい、そのくらいの温度感でも大丈夫です。
7. 今日できる一歩
最後に、今日からできる一歩だけ置いておきます。
いま頭の中にある手法を、一行で紙に書く。
直近1か月分のチャートに当てはめて、まず10回だけ勝ち負けを数える。
たった10回でも、感覚で見ていたときと数字で見たときのズレは、かなり見えます。
ここを一度体験すると、その先でMQL4を使って一気に回す意味もかなり理解しやすくなります。
そのうえで、「自分だけで進めるのは少し不安だな」と感じたら、ココナラ内のサービスを見てもらえればと思います。
無理に広げるより、まずはひとつのルールを数字で見てみること。それが最初の一歩としてはかなり大きいです。