バックテストってどこまでやればいいの? 僕が“安心ライン”を決めるときの考え方

バックテストってどこまでやればいいの? 僕が“安心ライン”を決めるときの考え方

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マネー・副業

0. はじめに

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バックテストのやり方を少しずつ掴んできた人ほど、
「で、どこまでやれば本番に出ていいの?」で止まりがちだと思います。

・何回やれば「検証した」と言えるのか
・どこまで確認できたら「自分のお金を入れてもいい」と言えるのか

この2つは、多くの人がモヤっとしたまま進んでしまうところです。

よくある解説では「100〜200回はやりましょう」と書かれていますが、
僕が気になるのはそこから先です。

もしそのロジックが、年間200回しかサインを出さないものだったとして
その200回だけ見て本当にエントリーしていいのか?

ここまで含めて考えないと、「回数だけはこなしたけど、安心できるかは別問題」という状態になりやすいと感じています。

この記事では、
・バイナリーオプション(ペイアウト1.85)を前提
・僕がどんな考え方で“安心ライン”を決めているのか
・その確認をするために、どうプログラミングを使っているか
を、できるだけ噛み砕いてまとめます。

最初に大事な前提だけはっきりさせておくと、

「1年1400回を目指せ」という固定ノルマの話ではない

ということです。

本当に見たいのは、

・そのロジックが1年間でどれくらいサインを出すのか
・その「1年分のサイン」をどこまで検証できているか
・さらに複数年で見ても、同じようにプラスを維持できるか

この3点です。

高頻度でサインが出るロジックなら、
・1日10回前後サイン
・年間150日くらい稼働
というイメージで、1年トータル1400回くらいの母数になることがあります。

このレベルまで回すと、その年の中で「勝率がどのへんに収束しそうか」を数字で見やすくなります。

一方で、年間200回しかサインが出ないロジックもあります。

その場合は、1年だけで無理に「1400回」に合わせるのではなく、3〜5年分など、期間を伸ばすほうが自然です。

僕自身は最終的に、

「5年間連続でプラスになっているロジックしか、実戦では使わない」

というラインで判断しています。

なので僕の中では、

・まずは「そのロジックの1年分のサイン」で収束感を見る
・そのうえで「5年間連続でプラスになっているか」を確認する

という二段構えで「安心ライン」を決めています。
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1. 200回のバックテストでは何が見えて、何が見えないのか

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まずは、よく聞く「200回検証」の意味を整理します。

バイナリーの1トレードは「勝ちか負けか」の2択なので、統計的にはベルヌーイ試行として扱えます。

真の勝率を 𝑝、試行回数を 𝑛とすると、観測される勝率は

・標準誤差(SE^2):𝑝(1−𝑝)/𝑛
・95%信頼区間:𝑝±1.96×SE

くらいの幅でブレることが知られています。

たとえば真の勝率が55%の戦略を考えて、200回だけ切り取って検証してみるとします。

・𝑛=200のとき
 ・標準誤差はおよそ0.035
 ・95%信頼区間は「55% ± 約7%」
 ・見かけ上の勝率は「だいたい48〜62%」の範囲に普通に出てくる

こんなイメージになります。

これはつまり、
・実際は55%でちゃんと戦えるロジックなのに
 ・たまたま切り取った200回が48%で「ダメな戦略」に見えることもある 
 ・逆に62%で「めちゃくちゃ良さそう」に見えることもある 
ということです。

なので、200回のバックテストで分かることは、
・ロジックが完全に壊れていないか
・明らかに期待値マイナスではないか
といった、いわば入口チェックに近い部分だと考えています。

ここで大切なのは、

「200回」という数字そのものより、そのロジックの頻度に対して200回が十分かどうか

という視点です。

・年間200回しかサインが出ないロジックなら
→ 200回で「1年分をひと通り見た」と言える

・年間1400回出るロジックなら
→ 200回では「1年分の一部しか見ていない」ことになる

同じ200回でも意味がぜんぜん違います。

だから、200回だけで

「この戦略は長期でも戦える」

とまで言い切るのは、僕の感覚ではまだかなり怖いラインです。

2. 僕が「1年1400回クラス」を一つの目安にしている理由

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では、なぜ僕が「1年1400回くらいのサイン数」をよく例に出すのか。

ここは誤解してほしくないのですが、これは

「みんな1400回をノルマにしようね」

という話ではありません。

高頻度ロジックを1年回したとき、自然に出てくるサイン数の一例として「1400回クラス」が分かりやすいから使っているだけです。

さっきと同じように真の勝率を55%だと仮定して、今度は1年間で1400回トレードした場合を考えてみます。

・𝑛=1400のとき
 ・標準誤差はおよそ0.013
 ・95%信頼区間は「55% ± 約2.6%」
 ・見かけ上の勝率は「だいたい52.4〜57.6%」の帯に収まりやすい
こういうイメージになります。

このレベルまで母数が増えると、
・「この戦略の勝率はだいたい55%前後だ」と見ても、そこまで大きく外れにくい
・一時的に成績が落ちても「この落ち込みは想定内か、明らかにおかしいか」を数字で判定しやすくなる
という状態に近づいてきます。

僕が「1年1400回クラス」を一つの目安にしている理由はとてもシンプルで、

勝率のブレ幅を、±7%ではなく、±2〜3%くらいまで絞り込みたい

からです。

バイナリーのペイアウト1.85を前提にすると、

・理論上必要な勝率はざっくり55%前後(1/ペイアウト率)

というラインになります。

この55%に対して、
・200回検証で ±7%揺れる世界と
・1年1400回クラスで ±2〜3%に収まる世界
では、運用時の安心感がまったく違うと僕は感じています。

ただし、ここでも本質は数字自体ではなく、

・高頻度ロジック
→ 1年分のサインを丸ごと見ることで収束感を取りにいく
・低頻度ロジック
→ 複数年分を積み上げて同じことを確認しにいく

という「見方の違い」です。

まとめると、僕の中では、

・200回 → 入口チェック
・1年分のサイン → その年の中で収束感を見るライン
・5年間連続プラス → 最終的に採用するかのライン

という順番で、ロジックを絞り込んでいくイメージになっています。

3. 手で200回 vs プログラミングで「1年分のサイン」を取る

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ここまで読むと、

「いやいや、200回でもしんどいのに、1年分なんて無理でしょ」

と思う方も多いはずです。

その通りだと思っていて、
・手動でチャートを追いながら
・1トレードずつルールを当てて
・200回のバックテストをやる
だけでも、実際はかなりの手間がかかります。

まして高頻度ロジックで「1年分のサイン全部」を手で追い切るのは、現実的にはほぼ不可能に近いです。

だからこそ、

「プログラミングを使う意味がそこで初めて出てくる」

と僕は考えています。

手で200回やる世界
・メリット
 ・チャートの形を身体で覚えやすい
 ・ルールの感覚が掴みやすい
・デメリット
 ・サンプル数がどうしても少なくなりがち
 ・そのロジックの年間サイン数を取り切れないことが多い
 ・統計的なブレ幅がまだ大きい
 ・シンプルにしんどい
このあたりは、手で検証してきた人ほど実感があるところだと思います。

コードで「1年分のサイン」を回す世界
ここでMQL4などを使うと、少し世界が変わります。
・エントリー条件(どのタイミングでサインを出すか)
・判定時間(何分後・何本後に判定するか)
こうしたルールをコードに書き、MT4のストラテジーテスターで「そのロジックが1年で出すサイン」をまとめてシミュレーションします。

高頻度ロジックなら、
・1日10回前後 × 約150日稼働 ≒ 1400回
といった具合に、自然に大きな母数が集まります。

こうすることで、

「手で200回が限界」の世界から
「そのロジックの1年分のサインをまとめて検証する」世界へ

一気に移動できるわけです。

この記事で僕が一番伝えたいのは、

バックテストを“安心ライン”まで持っていくには
単に回数を増やすだけじゃなくて
そのロジックの年間サイン数を取り切る発想が必要
そのためにプログラミングがほぼ必須になってくる

ということです。

4. 1年分のサインを取ったうえで見るべき数字

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「1年分のサインを取る」と聞くと、そこまでできた時点で満足してしまいそうですが、本当に大事なのはそのあとに何を見るかです。

ここでは、バイナリー(ペイアウト1.85)前提で、僕が特に重視している3つのポイントを簡潔に書いておきます。

4-1. 勝率:55%ラインのどのあたりにいるか
ペイアウト1.85を前提にすると、
・必要勝率はざっくり「55%前後」
というラインになります。

そのロジックの「1年分のサイン」をすべて検証したうえで、
・見かけ上の勝率が
 ・52〜53%くらいをウロウロしているのか
 ・55〜57%くらいに収まっているのか
この違いは、運用していて感じる安心感にかなり差が出ます。

ここで見たいのは数字そのものというより、
・そのロジックの頻度に対して、十分なサンプルを取ったうえでの勝率か
・その勝率帯が「実運用候補として安心できるゾーン」にいるか
という点です。

4-2. 最大連敗数:メンタルと資金が耐えられるか
次に必ず見るのが「最大連敗数」です。
・そのロジックの1年分のサインの中で
 ・最大で何連敗しているか
 ・それに近い連敗がどれくらいの頻度で出ているか

このあたりを見ずに運用すると、
・理論上はプラスのロジックなのに
・実際は連敗に耐えられず、途中で投げてしまう
というパターンにハマりやすくなります。

4-3. 時期ごとの偏り:どの相場に弱いか
最後に見るのが「時期ごとの偏り」です。

1年分のサインを、
 ・月ごと・季節ごとに分けて成績を見る
 ・時間帯別に成績を見る
 ・トレンド/レンジなど、相場環境ごとに見る
といった形で切り分けていきます。

そうすると、
・トレンドに弱いロジックなのか
・レンジに弱いロジックなのか
特定の時間帯だけ極端に成績が悪いのか

といった傾向が見えやすくなります。

こういう偏りは、正直200回の検証だけではほとんど見えてきません。

年間サイン数をしっかり取ったうえで初めて、「このロジックはどこで崩れやすいか」という輪郭が見えてくる感覚があります。

5. それでも崩れるときに、どこを疑うか

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ここまで慎重に見ても、現実の相場はそんなに甘くありません。
・実運用に移したあとに
 ・一時的に成績が崩れる
 ・想定以上の連敗が来る
ということは普通に起こります。

このとき「全部やめる」か「全部信じる」の二択になってしまうと危ないので、僕は次の順番で「何を疑うか」を見直しています。

5-1. 実運用の条件がバックテストとズレていないか
一番最初に疑うのは、単純な設定のズレです。
・バックテストと実運用で
 ・判定時間
 ・エントリー時間帯
 ・通貨ペア

このあたりがズレていないかを確認します。

ここに違いがあると、「戦略がダメ」なのではなく単に

「バックテストと違うゲームをしている」

だけの可能性が高いからです。

5-2. データの質・過剰最適化を疑う
次に見るのは「データと設定そのもの」です。
・ヒストリカルデータに欠損や妙な飛びがないか
・パラメータを“合わせすぎ”ていないか
特にMQL4で自動バックテストを回していると、「良いパラメータを探そう」としているうちに過剰最適化に入りやすくなります。

・ある1年分のサインには気持ちよくフィットする設定が
・他の年に当てた途端に崩れる

というのは、本当によくあるパターンです。

なので、単年だけで終わらせずに、
・期間を変えたデータに同じ条件を当ててみる
・5年間連続でプラスかどうかを見る
・学習期間と検証期間を分けてみる
といった確認を入れるようにしています。

5-3. それでもダメなら「戦略を見切る」ラインへ
設定もデータも大きな問題がなさそうだと分かったら、最後に「戦略自体」を見直します。

・バックテスト時の最大連敗や最大ドローダウンを超えてきたら
 ・一旦停止する
 ・ロット・ベッド額を落とす
 ・条件を少し変えて再度検証する
など、「どこまで来たら見切るか」というラインを事前に決めておきます。

バックテストで「安心ライン」を決めるだけでなく、
・「見切りライン」も決めておく
ことで、

・メンタル的に耐えられる範囲で戦い続ける
・冷静さを残したまま戦略を切り替える

というスタンスを保ちやすくなります。

6. 本気でやりたい人への案内


ここまで読んで、
・単なる回数の話ではなく「そのロジックの年間サイン数」まで見たい
・1年分のサインで収束感を確認したい
・最終的には5年間連続でプラスかどうかまで見たい
・そのためにプログラミングも使っていきたい

と感じた方は、かなり本気側の人だと思います。

僕自身は今、
・MQL4でサインツールを自作して
・そのロジックの年間サイン数を自動で検証して
・複数年でも崩れないかを確認してから
実際の運用に乗せるようにしています。

そのうえで、ココナラでは
・サインツール作成(MQL4)
・バックテスト代行
といった形で、「同じように本気でやりたい人」の相談や代行も受けています。

この記事は、

「バックテストってどこまでやればいいの?」という問いに対して
僕なりの“本気側の答え”をまとめたもの

です。

僕の基本線は、
・200回で入口チェックをする
・そのロジックの1年分のサインで収束感を見る
・最終的に5年間連続プラスを確認する
という流れでロジックを選ぶことです。

「ツールを買う側」ではなく、「検証する側」「作る側」に回っていきたい人は、
・自分でやってみる
・一部だけ代行に出してみる
・体系的に教わってみる
など、今の自分に合うペースで進めていけばいいと思います。

もし

「自分のロジックで、どこまで検証すれば安心できるかを一緒に整理したい」

というタイミングが来たら、そのときはココナラのサービスページから相談してもらえれば、僕の立場から具体的な見方をお話しします。

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