皆さま、ごきげんよう。朝霧晴です。
では、前回に引き続き、九星気学のお話をしていきましょう。
と言っても、今回は少し主張したい側面も含みますので、どうかお気を悪くされた方はすぐにブラウザバックをお願いしておきます。
さて、本題に入るのですが、これは九星気学に限った話でなく、西洋占星術にも言えますので、まぁ多くの方向に刺さること間違いなしでしょう。
というのも、私は普段、配信サービスでの占いコンテンツをよく徘徊しており、多くの人を見ているのですが、非常に感じることです。
皆さん、“宮”を見てなさすぎです。
確かに、配信というコンテンツの中で、1人あたりにかけている時間も少ないですし、対価も無料から1000円未満程度で深く見ていたら、ただ占う側がひたすらに消耗するばかりなので、別に完全に否定するつもりは毛頭ありません。
けれど、知っていて省力するのと、知らずにやらないのでは、あまりにも差が大きすぎるのです。
我々九星気学では、年、月、日それぞれに巡る九つの星の巡りを見て、占いを行います。
星の巡りは九つの部屋を作り、その中での移動を見るのですが、その部屋のことを“宮”というのです。
その部屋の中でも、中心の部屋はその人本人を強く表すとして、そこに入った星の影響を最も強く見るのです。
そのことを「本命星」「月命星」「日命星」というのです。
この中心の部屋の星の影響は強く、この星の気を最も強く受けるため、性格の傾向や大枠などはこの星を読むことが多くあります。
がしかし、ここには大きな落とし穴が隠されています。
それが、中心の部屋しか読まなくなってしまう点です。
本来、中心の部屋の星が決まれば、その周囲にある八つの部屋の星も決まるので、ある意味で中心の部屋を見ればいいというのは納得できるでしょう。
しかし、配信での占いコンテンツを見てみると、全てがこの中心の部屋のみの意味ばかりを並べ立てて終わりです。
例えば、父親や父方の家系を表す宮もあれば、母親や母方の家系を表す宮もあります。
それ故に、本人の九星盤のみで両親との関係を占うことだって容易いのです。
けれども、宮を見ない占い師にとってはそんなこと露知らず、そういった話さえもできなくなるのがオチです。
これは占い師も占われる側も非常に勿体無いことであり、知識と見方さえわかっていればしれたはずのことを見ないだけで全く理解できないというのは問題中の問題です。
これが蔓延している配信コンテンツでは、よりエンタメに特化した流派が誕生していき、独自に流行ってしまうため、配信コンテンツ上りの占い師さんでこういったことを知らなければ、苦労するのは必至と言えてしまうのです。
さらに、年、月、日の盤を重ねてしっかり運勢を見る際に理解が進んでいないとお話になりません。
なんとなく「この宮は運が悪い」「この宮は運がいい」のように捉えられていることが多いのですが、そもそも九宮に良いも悪いもなく、あくまであるのが運が衰えるのか盛んになるのかしかありません。
その性質を理解しないわけですから、例えば北の宮に本命星が入った途端、すぐに「厄年で運が悪いから」と言ってしまうのです。
確かに、衰運が極まり、何をやっても上手くいきにくい環境に晒されるのは間違いないですが、それを「運が悪い」という言葉に集約してしまうのはあまりにも無責任というほかないのです。
ただ一つの宮について触れただけでもこの通りなのですから、残りも言うまでもないでしょう。
これで運勢を占ったとして1000円も取れてしまう、恐ろしい世界でもあるのです。
無論、エンタメとして成立してるからこそではあるのですが、とはいえ占いコンテンツとしては宮を見ない時点で……とそのような感じなのです。
実は、西洋占星術にも言えることであるのですが、こちらはまだ少しマシでしょう。
惑星と星座だけで見たところで、それがどこのハウスなのかを見ない、なんていう人はそう多くはありません。
なぜなら、ハウスも必須事項として学びが広まっているからです。
ただ、これも配信コンテンツ内ではメジャーな知識と言い難いので、同じ現象が発生してしまうのですが、まだ九星気学よりかは書籍も数多く、手に入りやすいためにマシなのです。
というわけで、今日はこのくらいで終わりとしておきましょう。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
ではまた別の記事でお会いしましょう〜。