自然災害から家を守る――一ノ宮さまの参拝の大切さ

自然災害から家を守る――一ノ宮さまの参拝の大切さ

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産土神社鑑定士
開運カウンセラーの
佐藤舞由加です。

一昨日は、
千葉県を記録的な豪雨が襲いました。

道路は川のようになり、
車が水にのみ込まれ、
住宅にも水が押し寄せたそうです。

私の暮らす地域でも、
大きな被害が出ました。

自宅の近くでも、 
この豪雨によって
亡くなられた方もおられます。

亡くなられた方々のご冥福を
心よりお祈りするとともに、
被害に遭われた皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。

一夜明けて外に出ると、
家の前には大量の石や、
いったいどこから流れてきたのか
わからない物が散乱していました。

そして、
押し寄せた水は、
わが家の前でピタッと
止まっていました。

あと少し水が進んでいたら、
わが家も被害を受けていたと思います。

本当に間一髪でした。

台風や地震、
豪雨をはじめとする
大きな自然災害は、
いつ、どこで起こるかわかりません。

こうした自然災害から土地や家、
そしてそこに暮らす
家族の無事を願ううえで、
日頃から産土神社や鎮守神社、
氏神神社へ参拝することは
もちろんですが、
一ノ宮(いちのみや)さまへ
参拝しておくことも、
とても大切なことのひとつです。

神社参拝で大切なのは、
ただ有名な神社や、
ご利益があるといわれる神社を
巡ることではありません。

自分と深い神縁(しんえん)のある
神社へ参拝することが大切です。

なかでも、
自分と深い神縁で結ばれている
産土神社を大切にすること。

そして、
今暮らしている土地の
鎮守神社や氏神さまへ、
日頃から感謝をお伝えすることです。

そのうえで、
その土地を広く見守る
一ノ宮さまへ
ご挨拶しておくことも大切です。

一ノ宮とは、
かつて日本各地に置かれていた
「国」を代表する神社のことをいいます。

平安時代の延長5年(927年)には、
『延喜式(えんぎしき)』という
法制書がまとめられ、
全国の由緒ある神社が記されています。

当時の日本は、
現在の47都道府県とは異なり、 
いくつもの「国」に分かれていました。

朝廷から各地へ派遣された国司は、
その国の主要な神社を巡って
参拝する慣わしがあり、
その中でも最初に参拝する神社が
「一ノ宮」と呼ばれるようになりました。

一ノ宮さまは現在の都道府県ではなく、
昔の「国」を単位としています。

そのため現在では、
ひとつの県の中に
複数の一ノ宮さまがある場合もあります。

たとえば、
かつての「武蔵国」。

その範囲は現在でいうと、
埼玉県の全域、
東京都の隅田川より西側の地域、
神奈川県川崎市の全域と
横浜市の一部などにあたります。

この広い武蔵国の一ノ宮さまとして
知られているのが、
埼玉県さいたま市大宮区に鎮座する氷川神社さまです。

氷川神社さまには、
現在でも約2キロにわたる
長い参道が残されています。

かつては現在よりも広大な神域を有し、
現在の大宮公園周辺も
氷川神社と深いつながりをもつ土地でした。

今も残る長い参道や広大な杜からも、
武蔵国という広い地域の人々から
大切にされてきた
歴史を感じることができます。

ちなみに、
現在の東京都が
すべて武蔵国だったわけではありません。

東京でも、
隅田川より東側に位置する
葛飾区・江東区・江戸川区などには、
かつて下総国(しもうさのくに)に
属していた地域があります。

下総国の一ノ宮さまは、
現在の千葉県香取市に鎮座する
香取神宮さまです。

一ノ宮さまを考えるときに大切なのは、
現在の都道府県の境ではなく、
昔の「国」の区分なのです。

そして今回、
記録的な豪雨に見舞われた千葉県。

現在はひとつの千葉県ですが、
かつては安房国(あわのくに)、
上総国(かずさのくに)、
下総国(しもうさのくに)という国がありました。

そのため、
それぞれに一ノ宮さまがあります。

安房国一ノ宮さまは、
館山市の安房神社さま。

上総国一ノ宮さまは
長生郡一宮町の玉前神社さま。

下総国一ノ宮さまは、
香取市の香取神宮さまです。

このように、
一ノ宮さまは
その土地を広く見守る存在ともいえます。

そして、
神社参拝には大切にしたい順序があります。

たとえ日頃から名高い神社へ
熱心に参拝していたとしても、
まず大切なのは、
自分と深い神縁で結ばれている
産土神社です。

産土神社へのご挨拶を後回しにしたまま、
遠くの神社へ出向いて
願い事をお伝えしても、
きちんと道理を踏んでいない
参拝をしていることも、
神様はすべてご存じです。

そこでいくら願い事をしたところで、

「まずは、
自分と深い神縁で結ばれている産土神社へきちんとご挨拶をしてきなさい」

ということになるでしょう。

まず産土神社へご挨拶をし、
日頃の守護への感謝をお伝えする。

そして今暮らしている土地の
鎮守神社や氏神さまを大切にし、
その地域を広く見守る 
一ノ宮さまにもご挨拶をする。

もし、
その大切なご挨拶をせずに
遠くの神社で願い事をしているなら、

「まずは、
あなたと深い神縁で結ばれている
産土神社そして今暮らしている土地の神様へ、
きちんとご挨拶をしてきなさい」

と神様から言われることにもなるでしょう。

住んでいる地域の一ノ宮さまには、
必ずご挨拶しておきましょう。

それほど大切なことなのです。

これまで、 
ご自分が暮らす地域の一宮さまへ 
一度も参拝されたことがない方は、
まずはご挨拶に伺うことです。

そして、
これまでその土地で暮らしながら、
一ノ宮さまへご挨拶をしてこなかった非礼を、
まず謙虚にお詫びします。

知らなかったから仕方がない、
ということではありません。

その土地で日々暮らし、
多くの恵みを受けてきたことに
変わりはないのです。

まずは自分の非礼を認め、
謙虚な気持ちで頭を下げる。

そして、
今日までこの土地で暮らしてこられたことへの
感謝をお伝えする。

神様の前では、
自分の願い事よりも、
まず礼を尽くすことです。

この順序を飛ばしたまま、
いくら有名な神社へ足を運び、
願い事を重ねても、
それでは神様との
正しいお付き合いとはいえません。

まず礼を尽くす。

まず感謝をする。

そのうえで初めて、
その後の神社参拝も
意味のあるものになっていくのです。

そして一ノ宮さまへの参拝は、
特に自分が暮らす土地や家の守護を願ううえで、決して軽く考えてはいけない大切な参拝です。

災害が起きてから慌てて神さまにお願いするのではありません。

何事もないときから、
その土地の神様に礼を尽くし、
感謝をお伝えしておく。

守ってほしいと願うのであれば、
まず自分から神さまに対する礼を尽くす。

その姿勢を忘れてはいけないのです。

有名だから。

ご利益があると聞いたから。

願いを叶えてほしいから。

そうして遠くの神社ばかりを巡るのではなく、まずは自分のルーツにある神縁を大切にすることです。

自分がどこから生まれ、
どの土地と結ばれ、
どの神さまにお守りいただいているのか。

まず、魂のご縁のあるご縁を大切にする。

そして、
今暮らしている地域の一ノ宮さまにも、
きちんとご挨拶をしておく。

大きな時代の転換期にある今、
これからは、
私たちの想像を超えるような自然災害が、
今まで以上に多く起こることも
考えておかなければなりません。

「自分のところは大丈夫」

「今まで何もなかったから、
これからも大丈夫」

そう思っていること自体が、
すでに危ういのです。

自然は、
人間の都合に合わせてはくれません。

何かが起きてから慌てて神さまに
助けを求めるのでは遅いのです。

何事もない今だからこそ、
自分と神縁のある産土神社さまを大切にし、
今暮らしている土地の神様、
そして一ノ宮さまへきちんと礼を尽くしておく。

そして現実の防災への備えも怠らない。

平穏な日常が明日も続くとは限りません。

だからこそ、できることを後回しにせず、
今のうちにしておくことです。


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