タロットカードを代表する絵柄として採用されることが多い、魔術師のカード。
バラのアーチが建てられた明るい庭園で何かを生み出そうとする男性の姿が描かれています。テーブルの上には小アルカナのスートがおかれ、魔法をかけるようなポージングにも見えるでしょう。
今回は、タロットカードの商品で見かけることが多い、魔術師のカードをリーディングしましょう。
タロットカードの世界の創造主・魔術師
2番目に登場するタロットカードでありながら、カードに振られた番号は「1」の魔術師。
何者にでもなれる可能性をひめた愚者に対して、魔術師はどんな世界でも創造できる存在と表現できるでしょう。
しかし、創造するためには豊富な知識と技術も伴わなければなりません。そこで、登場するのがテーブルの上に置かれた4つの道具です。
4つのスートで形あるものを生み出す
魔術師のカードには、小アルカナのスートを具現化した4つの道具が並べられています。
4つのスートはこの世の物質を構成する4つの元素を表し、ワンドは火、カップは水、ペンタクルは土、ソードは風を象徴します。
カードの中の魔術師は、4つのスート=四大元素をうまく組み合わせて新たな物質を生み出す、魂の成長の当てはめるならば、何者でもなかったものから、形のあるものに進化する過程を表現しているでしょう。
知識と技がある器用富豪
「器用富豪」のネーミングは、某漫画の名セリフをほぼパクったものですが、魔術師は知識が豊富なだけでなく、新しいものを生み出すための技にも恵まれています。
「器用貧乏」という四字熟語がありますが、魔術師の器用さは人々の役にも立つものであり、無限の創造性があるという意味を込めて「器用富豪」と命名しました。
しかし、カードの絵柄を見る限り、財力はあまりないように見えたので、「大富豪」ではないですね。
ちょっぴりキザなエンターテイナー
魔術師といえば、人によっては胡散臭いと感じる方もいるでしょう。一方、魔術師のカードに描かれた人物を、みなさんはどのように感じますか。
私は、自分の知識や技に自信があるナルシストのように見えました。また、自分が持つ才能を魔術に例え、人々を楽しませることも得意なユーモアがある人物にも感じられます。
魔術師を職業に例えるなら、マジシャンや専門技術を持った職人ですかね。また、エンターテイナーという観点から宴会芸を得意とする人も当てはまるでしょうか。
このように、自分の持っているものをフルに活用し、人々を喜ばせる才能にあふれた魔術師。しかし、自信過剰になって失敗することが、玉にキズですね。
魔術師は、創造力をかきたてるカード
何もない愚者から自分の世界を創造することで、1つの魂として具現化された魔術師。新たな世界に飛び込んだ魂は、何を学び、成長していくのでしょうか。