プログラム開発の三つの要素!

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プログラム開発の三つの要素!

プログラム開発には大きく三つの要素があります。この要素が揃わないと開発が進みません。プログラミングを勉強したけれど、「プログラムが書けない」場合がありますが、三つの要素が揃っていないのが大きな原因の事が殆どです。この記事では、プログラム開発の三つの要素について紹介します。


プログラミングを学習しただけではプログラムが作れない理由

プログラミングを学習したけれど、プログラムが作れないのには理由があります。 プログラミングの課題になるようなプログラムを書けても、中々「本格的な」プログラムが書けないという話を良く聞きます。

一番大きな理由は、プログラム開発の三つの要素が揃っていないからです。 課題のプログラムの場合は、具体的にどんなプログラムを作るかがハッキリと書かれているので、プログラミングの関連した部分をきちんと学習していれば殆どの場合、そのプログラムを書くのには問題ないはずです。実は、プログラミングの課題の場合は、自動的にこの三つの要素を満たしているから作れる様になっています。

プログラミング開発の三つの要素とは?

では、プログラミング開発の三つの要素を詳しく見て行くことにします。 プログラミング開発の三つの要素は以下の通りです。

* プログラミング言語の理解
* プログラミングの処理方法の知識(アルゴリズム)
* アイディア(何をするか)
プログラミングの課題の場合、プログラミング言語の特定の部分を学習した後に、それを利用した処理(アルゴリズム)も一緒に学習する場合が殆どです。それを利用して、具体的に何をするかが問題(課題)になるので、上に挙げた三つの要素を全てカバーしているのでプログラムが作れるという事です。

要は何をするかが明確に示されているので、作れるということになります。

基本的に、プログラミングの学習は、プログラミング言語の理解と、それを利用した処理のやり方の基本(基本アルゴリズム)を学習する事です。それを学んだ上で実践例として、より具体的な処理を課題として作成することで理解を深めるという流れで進めるのが一般的です。

ところが、実際に仕事などで利用するプログラムを開発する場合は、少し話が変わってきます。

仕事などでプログラムを開発するスタイルは大きく二つに分けられます。

* 何かをするプログラムを作るか具体的なアイディアがある場合
* 別の人に依頼されたプログラムを開発する場合
具体的なアイディアがある場合は、開発者がある程度何をしたかいかのアイディアがあって、それを実現する場合です。 自分で開発したプログラムを活用する場合もあれば、それを配布したり販売したりする場合もあります。

もう一つは、開発者とは別の人(会社)がアイディアを持っていて、そのアイディアに基づいてプログラムを開発するような場合です。

当たり前ですが、アイディアがなければプログラムは開発できません。

アイディアが決まると、次に必要なのが、そのアイディアをどのようにプログラムにするか、具体的にどんな処理をプログラムでどの様に行うかを考える必要があります。いわゆるアルゴリズムや処理の流れを決める必要があります。これは、プログラム開発者の仕事で、シンプルな物ならば余り経験がなくてもどの様にやれば良いか見当がつきますがが、実現する内容が複雑になるとある程度経験が必要になります。最近は、インターネットを検索すると大抵の「やり方」は見つける事ができます。

最後は、決めた処理を実際にプログラムにして実装することが必要です。具体的にプログラミング言語を駆使してプログラムを作成するということになります。どのプログラミング言語を使うかは、処理する内容やプログラムの使われ方によります。そうした事を考慮して、実際に使用するプログラミング言語を決めます。実際にプログラムを書くので、プログラミング言語の基本的な知識が必要です。いろいろなプログラミング言語を使いこなせる場合、いろいろな選択がありますが、限られたプログラミング言語しか使えない場合は、使える範囲で実現する方法を考える事になります。

いずれにしても、この三つの要素が揃わないとプログラミング開発はできません。

初心者はどうしたら良いか?

プログラミングの学習は始めたばかりの人は、一通りの学習を終えた直後の場合は、この三つの要素を自分で揃えるのが難しい物です。特に、やりたいことはハッキリしていても、どの様にプログラムを実現するかは中々見当がつかない場合もあります。そもそも、何を作って良いのかわからないという場合もかなり多くなります。

会社の場合は、会社がこの三つの要素を揃えて仕事を割り当ててくれるので、仕事をしながらこの三つの要素を揃える知識や経験を積むことができます。しかし、会社に属していない場合には、いきなり仕事のプログラムを組むのは難しいですし、自分自身でこの三つの要素を揃えるのも至難の技です。

そこで、おすすめするのが「模写」です。Web ページなどの作成では、公開されている Web ページと同じデザインを作成するなどの練習がよく行われています。これと同じように、インターネットで完成したアプリを見つけて、それを真似して作ってみるというのが一つの方法です。

プログラミングの真似は難しい!

Web ページの場合は、ブラウザでそのページのソースコード(HTML や CSS の記述)をみる事ができるので、真似をしていて行き詰まった場合、ソースコードを参照して参考にする事ができます。 しかし、プログラミングの場合は、ソースコードの参照は簡単ではありません。Web サイトで利用している Javascript のソースコードはみる事ができますが、それを読んで理解するのは初心者には至難の技です。

そこで、第一歩は、先ほど紹介した、「課題(例題)」から始めるのが一番です。課題の場合、三つの要素は揃っているので、課題から三つの要素を抜き出してまとめる練習をします。ポイントは、三つの要素に分けて書き出す事です。

* プログラミング言語は何を使っているか
* 具体的にどのような処理をしているか、どの様な手法を用いているか
* 具体的に何をしているか
を抜き出してまとめると、三つの要素がハッキリします。 そして、ソースコードを真似するのではなく、自分で細かい部分を考えて実装するという練習をします。

これが、できるようになったらもう少し複雑なプログラムのチュートリアルなどで同じことをやってみると要領がわかってくると思います。

まとめ
プログラム開発をするには、プログラムの三つの基本要素が揃っていないと、進めることは難しくなります。 逆にこの三つの要素がハッキリするとやることがわかるので実装がスムーズに進みます。

会社などで、仕事でプログラミングをする場合には、初心者でも、会社がこの三つを揃えて仕事として割り当ててくれるので初心者でも簡単な部分からプログラミングを仕事として行う事ができます。経験を積むことで、こうした要素を自分で揃えられる様になると、一人前のプログラマーという事になります。

しかし、会社や学校に属していない場合、つまりフリーランスや独学の場合は、これを自分でやる必要があります。最初はプログラミングの課題やチュートリアルから三つの要素を自分で抜き出してプログラムをすることで、こうしたスキルを身につける事ができます。

自分で考えて、どうやったら「やりたいことが出来るか」を見つけられる様になるとプログラミングが楽しくなります!
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