ハッピーバースデー日本

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世界で最も長く続いている国

世界で最も長い歴史を持つ国はどこでしょう?
実は日本なんですね。

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日本では三種類の元号を使います。
4桁の西暦
平成・令和などの和暦
そして、あまり聞きなれない皇紀
皇紀は日本が始まった日からカウントしており、今年は皇紀2683年になります。

なんと日本が誕生して2683年なんですね。


祝日なのにあまり盛り上がっていない

今日、2月11日は建国記念の日なんですが、この祝日、盛り上がりに欠けると思いません?
その理由としては、
「建国記念行事は明治時代に出来た新しい行事と誤認されており、昭和20年の敗戦時にGHQに禁止され、その後、復活したが、反対が根強い」
という、いささか微妙な立場の祝日だからなんです。

反対するのは既存のメディア。
日本の古代史について十分勉強もせず、GHQの言われるままに
「建国記念日なんて、明治のでっち上げ!日本書紀や古事記は架空の物語!軍国主義復活を許すな!」
と叫んでいるにすぎないのです。


どうして2月11日が建国記念の日なのか

ところで、そもそもなぜ「2月11日」という、実に中途半端な日が建国記念日なんでしょうか。

理由は簡単です。
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神武天皇

実は日本の古代史を記した歴史書『日本書紀』に、神武天皇が「紀元前660年旧暦1月1日」に、大和国(現在の奈良県)をほぼ平定して即位したと書いてあって、明治時代に「紀元前660年旧暦1月1日」を単純に太陽暦に換算したところ、その日が2月11日だったというだけの話なんです。
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神武天皇が即位した橿原神宮

ずばり、2月11日は神武天皇即位の当日、紀元前660年1月1日、つまり旧正月元日だったということですね。



建国記念日はいったん廃止されていた

戦前までは2月11日は「紀元節」という祝日でした。
戦後、いったんGHQが建国記念日を廃止しました。

それ以降、前出の誤情報をマスコミが拡散。

一度決めると、記者クラブで言論統制をされ、新聞用紙も渡さないと脅されていた新聞各社は一斉にそれになびき、屁理屈をこねくり回してGHQにペコペコと頭を下げ、
「はい、おっしゃるとおりでございます!我々の新しい神様はマッカーサー元帥様です!」
などと言い出す始末。
一時期は、本気でマッカーサー神社を建てようとしていました(マジで)。

そしていまだにほとんどのマスコミは建国記念日を認めていません。
結局、マスコミは古代史について十分勉強せず、勘違いして平気でこういう報道を続けていた結果、現在に至っているのです。

その後、国会において度重なる議案提出・廃案をくりかえして昭和41年に「建国記念日」ではなく「建国記念『の』日」として制定されました。



おまけ話

余談ですが、戦時中の日本の軍用機の名称には採用年次の「皇紀」の下2桁を冠する規定がありました。
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零戦が制式採用された1940年(昭和15年)は2600年にあたるので、その下2桁の「00」から「零式」とされたため 「零戦」と略され「ぜろせん」と呼ばれるようになりました。


自国の誕生日に無関心な私たち

最初の話に戻りますが、今の私たちほど自国の建国記念日に無関心な国民は他諸外国に見ることはないでしょう。
もっと盛り上がってもいいのにな、と思います。
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戦前は日本が万国に類を見ない2600年余の歴史を持つ国として、歴史の短い他国からは羨望の眼差しで見られ、日本人はそれを誇りに思っていました。



「君が代」のこと

今日はあちこちの神社で紀元祭という祭事が執り行われています。
その中で「君が代」も歌われるでしょう。

「君が代」というと、「軍国主義だ!」とか「天皇崇拝の歌だ!」と大騒ぎする人たちがいますが、私には「この平和な世界が永遠に続きますように」という慈愛に満ちた歌に聞こえます。

思想の右左関係なく、全ての人が清らかな気持ちで「君が代」を斉唱できる日が来るといいですね。


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