「今の学年」から始めなくてもいい
勉強がわからなくなってしまったとき、
「中学2年生なんだから、中学2年生の勉強をしなければ」
「高校生なのに、中学校の内容に戻るなんて……」
と思ってしまうことがあります。
でも、勉強をやり直すときに大切なのは、今の学年ではなく、その子がどこまでわかっているかです。
わからなくなったところまで戻ることは、後退ではありません。
① まず「どこからわからないのか」を探す
たとえば数学なら、今習っている二次関数がわからなくても、その原因が二次関数そのものにあるとは限りません。
一次関数がよくわかっていない。
方程式が苦手。
もっと前の、正負の数や分数の計算でつまずいている。
そんなこともあります。
まずは、
「どこからわからなくなったのか」
を一緒に探すことが、やり直しの第一歩です。
② 「簡単すぎる」ところまで戻ってもいい
私は、やり直すときには、少し簡単すぎるくらいのところから始めてもいいと思っています。
なぜなら、
「これならわかる」
「これはできる」
という感覚を取り戻すことも大切だからです。
わからない問題ばかりに取り組んでいると、勉強そのものが嫌になってしまいます。
まずは、できるところに戻る。
そこから少しずつ先へ進んでいけばいいのです。
③ 学年にこだわらない
中学生が小学校の算数に戻ってもいい。
高校生が中学校の英語を復習してもいい。
恥ずかしいことではありません。
むしろ、土台があやふやなまま難しい内容を積み重ねていく方が、あとで苦しくなってしまいます。
戻ることは、遠回りのように見えて、実は近道になることがあります。
④ 全部をやり直さなくてもいい
ここも大切だと思います。
「中学校の数学が苦手だから、中1の最初から全部やり直そう」
とすると、それだけで大仕事になってしまいます。
できているところまで、やり直す必要はありません。
その子がつまずいているところを見つけて、必要なところだけ戻る。
そうすれば、やり直しの負担もずっと小さくできます。
「わからない」は、やり直せる
一度わからなくなったからといって、ずっとわからないままとは限りません。
以前は理解できなかったことでも、少し時間がたってから説明すると、驚くほどすんなり理解できることもあります。
だから、
「もう無理」ではなく、「どこまで戻ればわかるだろう?」
と考えてみてほしいと思います。
まとめ
勉強をやり直すとき、大切なのは、
今の学年に追いつくことを急ぐより、まず「わかる場所」を見つけること。
できるところまで戻って、そこから一歩ずつ進んでいく。
遠回りに見えるかもしれませんが、その方が結果として早く前へ進めることもあります。
そして、もし、
「どこまで戻ればいいのかわからない」
「何からやり直せばいいのかわからない」
というときには、第三者と一緒に整理してみるのも一つの方法です。
お気軽にご相談ください。
(ではまた次回に。)
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