39.「勉強ができる子に共通すること」

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「頭の良さ」だけではありません
長く子どもたちを見ていると、「勉強ができる子」に共通するものがいくつかあります。
もちろん、理解の速さや知識量には個人差があります。
でも、それ以上に大切なのは、勉強に向かうための土台ができていることなのではないかと思います。

① 素直に「わからない」と言える
② きちんと眠れている
③ 安心して間違えられる
④ 小さな成功体験を積んでいる

この四つについて、書いてみたいと思います。

① 素直に「わからない」と言える
これはかなり大事だと思います。
「わかりません」
「ここまではわかるけど、ここからわからない」
と言える子は、こちらも助けやすい。
反対に、わからないことを恥ずかしいと思って隠してしまうと、つまずきが積み重なってしまいます。
ここでいう「素直さ」は、大人の言うことを何でも聞く、という意味ではありません。

② きちんと眠れている
意外に思われるかもしれませんが、これも非常に大切です。
睡眠不足の状態では、
集中する
→理解する
→覚える
→思い出す
という学習そのものが難しくなります。
勉強時間を30分増やすことより、生活リズムを整える方が先、という場合もあります。

③ 安心して間違えられる
これは、勉強するうえでとても大切なことです。
間違えるたびに叱られる。
点数が悪いと責められる。
ほかの子と比較される。
そんな環境では、「わからない」と言うことも、「やってみる」ことも怖くなります。
逆に、
間違えても大丈夫。わからなくても大丈夫。
と思える子は、難しい問題にも挑戦しやすい。
つまり「安心感」は、勉強とは一見関係なさそうでいて、実は学習の土台になっています。

④ 小さな成功体験を積んでいる
いきなり80点を取る必要はありません。
* 昨日できなかった問題が一問できた
* 英単語を10個覚えられた
* 今日は机に向かえた
* 前より少し早く宿題が終わった
こうした小さな「できた」が、
「自分にもできるかもしれない」
につながります。
そして、その感覚を持っている子ほど、次の一歩を踏み出しやすくなります。

だから、今できなくても大丈夫
もし今、
「うちの子には、どれも当てはまらない」
と思ったとしても、心配しすぎる必要はありません。
なぜなら今回挙げたものは、生まれつきの能力ではないものがほとんどだからです。
生活を少し整える。
安心して話せるようにする。
小さな「できた」を見つける。
そうしたところから、少しずつ変わっていくことがあります。

まとめ
勉強ができるようになるために必要なのは、勉強だけではありません。
その子が安心して、よく眠って、わからないことを「わからない」と言えて、小さな成功を積み重ねられること。
遠回りに見えても、そうした土台を作ることが、結果として学力につながっていくのだと思います。

(ではまた次回に。)

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