うつ病の体験談【娘の立場から、親の鬱病に遭遇した体験談】

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家族のものが鬱病でしたが、家族には隠して療養していたようです。
発覚した時、それは子供にとっては見たくない瞬間でした。

親の生き方を見ていた経緯からどんな様子だったか、まとめましたのでご紹介します。

私の両親ともにうつ病と知った瞬間はある日の自宅でした。
その日は両親とちょっとした要件で言い合いになったのですが、母親が急にわーと泣き出しました。

泣くというよりも、心のしんどさの叫びとも言うのでしょうか。
わーと叫んで顔を手で押さえました。

そして「とうとう見られた。子供に」というふうにつぶやいたんです。

それは私にとっては大したショックではありませんでした。
なぜならば、母親は普段から異様に気丈な人間でしたから、日常的に娘としては「もう少し弱音を吐いたり、甘えてきてもいいのになあ」と感じていたからです。

しかし娘の感じ方とは違い、親の鬱の状態がかなり悪かったらしく、私のいない時間自宅での様子はおかしいものだったそうです。

その様子はまず祖母から家族全員の耳に入り、姉を通して私に伝わったのですが、いつもリビングで一人になって、静かに菓子パンを食べているという様子でした。

心配した姉が「いつもああいう様子なの?」と実家に様子を見にきたのです。母の様子は断然おかしく、笑顔がなく厳しそうな表情をしており、家族とともに食事ができず部屋にこもるというものでした。

自分の感情を吐き出したこともないであろう母が鬱になり、どこか感情的になれる場所が必要と感じました。

しばらくしてから、母親は姉の住まいに頻繁に出入りするようになりました。私は母の鬱が楽になるのであればそれでいいと思って好きにさせました。

やがて、母親が姉の家に住むようになり孫といることを選んだので内心ホッとしました。

父親家族と住み、近所付き合いに疲れ果て、感情をなくした母の喜びは孫の顔と成長ということなのです。

こうして鬱の母が姉の家に住むようになって、なんとか元気に暮らしているようです。

高血圧の薬に加えて鬱のお薬も服用している様子で心配なこともあります。
性格的に変わってしまったということも多いですが、娘として被害にあっても何も言わずに好きにさせています。


体験談はここまでです。
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