本山博先生は著作の中で、何回も幽体離脱のことを書かれており、幽体離脱後に行けるアストラル界のことを詳しく書かれています。
また、門人の間では、本山先生といっしょに瞑想をすると、幽体離脱ができるといううわさがありました。
とは言え、私が本山先生の門を叩いた時には高齢で、先生にお会いできるのは、年に数回の講演会だけでした。
しかし、本山先生の講演会に出席して家に帰った夜、私にそれがおとずれました。
夜、眠りにつき、気が付いたら、私の体が、自分の上でふわふわ浮かんでいるのです。視界はとても悪く、モノクロで、砂嵐的なものが見えます。
これは、はじめての幽体離脱なので、霊視がうまくきかないからでしょう。
私は何とかそこから移動しようと試みましたが、ダメでした。そして移動しようとしているうちに、間違って床に落ちてしまい、そのまま目が覚めました。
夢だったんじゃないの、というツッコミもあると思いますが、夢の感覚というのは、数多く見ているのでわかるものです。
あの感覚ははじめてのもので、夢とはまったく異質なリアルなものでした。
この時に証明されたことは、肉体以外に何か(たぶん魂)があるということです。
(そして魂があるということは、永遠に生きられることを意味します)
私は喜びに沸きました。
死が終わりではないんだ。人間は永遠に生きられる。
そして、死後に行く世界(霊界)も間違いなくあるんだ、と。
これが神人の私への贈り物でした。