10期目で気づいた、プロとしての意識
私の会社も10期目に入り、振り返ってみると、かなり初期のころから意識していたことがあることに気づいた。
それは、10%以内の還元。
「還元」とは、自分にお金を払ってくれているクライアント(初期のころは広告代理店など)への還元のこと。自分を信頼してお金を支払ってくれる人や会社へ、何らかの形で還元する意識を持ち続けてきた。
広告収益時代の還元方法
過去、広告で利益を出していたころはクライアントワークではなかったので、直接的な還元は難しい状況だった。そこで私は、広告代理店などお世話になっている企業へ、お中元やお歳暮を贈っていた。
こんなことする人、いなかったと思う。
でも、高価なものを贈っても、稼がせてもらっている金額の3%にも届かなかった。1社から月700万円近い金額をいただいたこともあるので、3%なら21万円。それと比べれば、お中元・お歳暮なんて本当に小さな金額。それでも、感謝の気持ちを形にして伝えることで、定期的にやり取りして、良い関係を築くことができたと思う。
私はクライアント側になることもあり、過去に2700件以上の外注依頼をしている。今回は、クライアント側の目線でもリピート依頼について記載していく。これを外さなければ、あなたもリピーター依頼だけで1か月が埋まるほどになると思う。
現在のクライアントワークでの還元
今はクライアントワークが中心なので、直接的な還元ができる。といっても、お金をそのまま返すわけじゃない。有料の素材を使ったり、有料フォントを契約するなど、間接的に還元している。
具体的な還元内容
有料フォント
・モリサワのスタンダードプラン:年額64,240円(税込)
・おしゃれな手書きフォントは単品購入!
有料素材
・freepikの有料プラン:月額1,560円
・Adobe stock
・その他も契約している
AI関連ツール
・ChatGPT(ライティングや業務全般)
・Claude(ライティング)
・Midjourney(画像生成)
・Cursor(コーディング)
上記はすべて有料で契約して、制作物の品質向上のために活用している。
3%の還元を意識しよう
まだ稼げていない人は無理をする必要はないと思う。
ただ、5万円でも報酬をもらうなら、せめて3%の還元をする意識を持っていた方が良い。
5万円の3%って1500円だからね。Adobestockの有料素材、3枚か4枚は使おう。
10万円もらえるようになったら、3000円は還元しよう。有料素材だけじゃなく、有料フォントを契約するのもいい。
5万円の案件の場合
・3% = 1,500円
・Adobestockの有料素材なら3〜4枚は使える金額
10万円の案件の場合
・3% = 3,000円
・有料素材だけでなく、有料フォントの契約もあり
1か月で稼がないといけない、最低金額を自分で把握しておいて、それを超えたらモリサワフォントを契約するなど、どんどん還元できる自分になった方が良い。
クライアント目線で考える
ここまでは、私たち製作者側の目線。デザイナー側の意識のはなし。
私は外注に依頼することも多くて、これまで2,500件以上の外注依頼を出してきた経験がある。
発注者側の立場からお話すると…
10万円以上を支払って納品された制作物が
無料フォント+無料素材(ダサい!)だったら、もう二度とその人には依頼しない。
期待外れもいいところで、発注した自分を呪う。
これは非常にもったいない関係性の断絶。
無料素材の限界
無料素材がすべて悪いわけじゃないけど、やはり限界がある。
・他の制作物と被りやすい
・クオリティにばらつきがある(人物の写真とかひどい!)
・見映えしない
一方で、有料なら
・他と被りにくい(Midjourneyならオリジナル!)
・フォントも見映えする
・基本的に高品質!
・競合に勝てる
この差は、最終的な制作物の品質に大きく影響する。
プロとして3%の還元
ここまで話してきた3%の還元で
・クライアントからの信頼につながる
・リピートしてもらえる
・口コミや評価も良くなる
・自分自身のスキルアップにもなる
長期的に見れば、この還元はしっかりと自分に返ってくる。
無料にこだわって目先の利益を追うのではなく、クライアントとの長期的な関係性を大切にしよう。
つまり、 自分で決めた最低金額を超えたら、せめて3%は還元する意識で仕事しようよ、プロとして、って話。
ではまた。