「できる仕事」と「無理なく続けられる仕事」は、同じとは限りません

「できる仕事」と「無理なく続けられる仕事」は、同じとは限りません

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コラム
転職するたびに、これまでの経験を何度も棚卸ししてきました。

何をしてきたのか。
どんな成果を出したのか。
何ができるのか。
次は何をしたいのか。

職務経歴書を作ったり、面接の準備をしたりするときにも、こうした振り返りをします。

でも、10年以上のキャリアをまとめて振り返ってみたとき、これまでの棚卸しには一つ抜けていた視点があることに気づきました。

それは、

「どんな仕事なら、無理なく続けられるのか」

という視点です。

成果を出せた仕事が、自分に合うとは限らない


仕事を振り返るときは、どうしても成果や得意なことに目が向きます。

しかし、成果を出せた仕事の中にも、

・比較的自然に取り組めた仕事
・夢中になって続けられた仕事
・成果は出せたけれど、強く消耗した仕事
・もう一度担当するのは避けたい仕事

がありました。

「できたか、できなかったか」だけで分けると、これらはすべて同じ“できた仕事”になります。

その結果、転職先でも似た構造の仕事を選び、同じように消耗してしまう可能性があります。

職種名ではなく、実際にしていたことを並べてみる


私自身、通信、教育、SaaS、生成AIなど、転職するたびに扱う分野が変わってきました。

職種や業界だけを見ると、バラバラなキャリアにも見えます。

ところが、仕事の中で実際にしていたことを並べると、何度も繰り返している行動がありました。

複雑なものを理解する。
散らかった情報を整理する。
問題の構造を明らかにする。
一度得た知識を、次にも使える形で残す。

これが、職種名からは分からなかった私の強みでした。

一方で、相手の感情や期待を前面で受け止め続ける仕事や、目的・判断基準・結果責任のすべてを一人で背負う仕事では、強く消耗する傾向も見えてきました。

「人と関わるのが苦手」「曖昧な仕事が苦手」といった大きなくくりではなく、どのような関わり方や曖昧さが負担になるのかまで、少し具体的に捉えられるようになりました。

「成果」と「消耗」の両方から振り返る


キャリアを振り返るときは、次のような問いを並べてみると、自分の特徴が見えやすくなります。

・うまくできた仕事は何か
・自然に取り組めた仕事は何か
・成果は出たけれど、強く消耗した仕事は何か
・その仕事の、どの部分が負担だったのか
・複数の仕事で繰り返している行動は何か
・どのような条件なら、その力を長く使い続けられそうか

一つの仕事だけではなく、これまでの経験を横に並べて比較することが大切です。

自分では当たり前だと思っていた行動が、実は何度も繰り返している強みだったり、職種が変わっても同じ条件で消耗していたことに気づいたりします。

一人では整理しにくい方へ


とはいえ、自分の仕事を客観的に振り返るのは簡単ではありません。

成果だけを並べてしまったり、反対に、うまくいかなかった経験ばかりが気になったりします。

そこで、これまでの仕事内容をフォームで回答いただき、その内容をAIも活用して分析し、

・仕事の中で繰り返している強み
・苦手なことや消耗しやすい条件
・力を発揮しやすい仕事の進め方や環境

をレポートとして整理するサービスを作りました。

オンラインでの面談はありません。自分のペースで仕事を振り返りたい方に向けたサービスです。

転職するかどうかをまだ決めていなくても、今の仕事で感じているもやもやを整理したいときや、これからの働き方を考えたいときに利用できます。


「何ができるか」だけでなく、

「どのような条件なら、その力を無理なく使い続けられるのか」

まで整理する。

それが、自分に合う仕事や働き方を考える一つの手がかりになると思っています。



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