真夜中っていうか、深夜っていうか・・
急にトイレ掃除がしたくなってしまった。
トイレ掃除は運気を上げる・・みたいに言われたりするけれど・・
運気を上げたいわけでもなく・・
トイレはきれいな方がいいけれど・・
きれいにしたいわけでもなく・・
きれいなトイレの方が、小も大も、排泄しているその時間、清々しいかもしれないが・・そんな清々しさを求めていたのでもなく・・
強迫的に、トイレ掃除がしたくなってしまった。
自発的にしたいのではなく、したい自分に、あるいは、せねばならぬ、そんな自分に、何者かに強迫的に誘導されていた。
強迫的な誘導ではあるが、しかしトイレ掃除をしたい自分になってしまっている以上、僕はトイレに向かわざるをえなかった。
トイレの扉を開け・・さあ、はじめるか・・
深夜にシコシコ、便座を磨き始めた・・外側も内側も・・素手で。