家で集中できない本当の理由。「オンライン自習室」はなぜ成立するのか?考えてみた

家で集中できない本当の理由。「オンライン自習室」はなぜ成立するのか?考えてみた

記事
学び
「家で勉強しようと思ったのに、気づけばスマホを触っている」

「今日は仕事を進めるつもりだったのに、思ったほど集中できなかった」

そんな経験はないでしょうか。

勉強するための机もある。パソコンもある。インターネットも使える。

必要なものは、すべてそろっている。それなのに、なぜか集中できない。

一方で、図書館や自習室、コワーキングスペースに行くと、不思議と集中できることがあります。

そして最近では、オンライン上で誰かとつながりながら勉強する「オンライン自習室」というサービスも存在します。

考えてみれば、少し不思議です。

自宅で一人で実施することは変わらないのに、オンラインで誰かとつながることで、どの程度効果があるのか?お金を払ってまで、という必要性があるのか?そもそもオンライン自習室というもの自体成立するものなのか?と。

私は現在、千葉県佐倉市で自習室兼コワーキングスペース「SakuLab(サクラボ)」を運営しながら、ココナラでもオンライン自習室のサービスを出品しています。

その一方で、私自身も、以前から場所の持つ力を実感してきました。

今回は、そんな自分自身の経験を振り返りながら、「人が集中するために本当に必要なものは何なのか」を考えてみたいと思います。

1. 在宅勤務ができるのに、私はわざわざ外へ出ていた

以前、私は在宅勤務が可能な会社に所属していました。

自宅で仕事をしてもよい。

わざわざ出社する必要はない。

それでも私は、会社の経費の範囲内で、必ずコワーキングスペースを活用していました。

なぜだったのでしょうか。

もちろん、自宅と違う環境で気分転換ができるという理由もあります。

しかし、振り返ってみると、それだけではありませんでした。

そこには、自分と同じように仕事をしている人たちがいました。

誰かがパソコンに向かっている。

キーボードを打つ音が聞こえる。

それぞれが違う仕事をしているはずなのに、同じ空間で、それぞれの仕事に向き合っている。

その光景を見ると、自然と自分も仕事に向かう気持ちになれました。

「自分も頑張ろう」

そんな気持ちが、特別に意識しなくても生まれていたのです。

そして、もう一つ印象に残っていることがあります。

そのコワーキングスペースは半無人型でしたが、日中はスタッフの方がいらっしゃいました。

私が入室すると、決まって「お疲れ様です」と声をかけてくださる。

本当に、それだけのことです。

けれど、その一言がモチベーションにつながっていたのは間違いないと思います。。

誰かが自分の存在を認識してくれている。

自分も、この場所で仕事をする一人として受け入れられている。

そうした感覚が、仕事へのモチベーションにつながっていたのでしょう。

今になって振り返ると、私は単に仕事をするための机や椅子を求めていたわけではなかったのかもしれません。

仕事に向かう気持ちを自然につくってくれる環境を求めていた。

そう考えると、わざわざコワーキングスペースを利用していた理由が、少し分かる気がします。

2. 人は「一人で頑張ること」が苦手なのだろうか

この経験は、勉強にも当てはまるのではないでしょうか。

受験勉強でも、資格試験の勉強でも、やるべきことは自分で分かっています。

参考書を開く。

問題を解く。

覚えたことを復習する。

やること自体は明確です。

それなのに、なかなか始められない。

始めても、途中で集中が切れてしまう。

「今日は疲れたから、明日やろう」

そう思っているうちに、時間だけが過ぎていく。

もちろん、誰にでもそういう日があると思います。

ただ、ここで一つ考えたいことがあります。

それは、人が行動するためには、本人の意志だけでなく、行動しやすい環境も必要なのではないかということです。

例えば、家で一人で勉強する場合。

勉強を始める時間も、休憩する時間も、やめるタイミングも、すべて自分で決められます。

自由である一方で、自分を律するための判断を、何度も繰り返さなければなりません。

スマホを触るか。

もう少し勉強するか。

今日はここまでにするか。

その都度、自分で決める必要があります。

一方、自習室に行けば、周囲にも勉強している人がいます。

誰かが問題を解いている。

誰かが参考書を読んでいる。

自分が休憩している間にも、周囲の人は勉強を続けているかもしれません。

すると、不思議と自分も机に向かい続けようという気持ちになります。

もちろん、周囲に人がいれば必ず集中できるわけではありません。

それでも、環境によって行動が変わることは、私自身が実感してきたことです。

人は、意志が弱いから集中できないのでしょうか。

それとも、集中しやすい環境に身を置いていないだけなのでしょうか。

私は、後者の可能性にも目を向ける価値があると思っています。

3. 「見られていると頑張れる」は、ホーソン効果なのか?

ここで、心理学や経営学で知られる「ホーソン効果」という考え方が気になります。

ホーソン効果とは、一般に、人が自分の行動を観察・注目されていると意識することで、行動が変化する現象を指す言葉です。

例えば、誰かに見られていると意識することで、普段よりも行動を意識したり、振る舞いを変えたりすることがあります。

ただし、この効果については研究上の議論もあり、「人は見られていると必ず生産性が上がる」と単純に説明できるものではありません。研究参加や観察が行動に与える影響についてのレビューでも、効果の大きさや仕組みを一律に断定することは難しいとされています。

参考:Systematic review of the Hawthorne effect(Journal of Clinical Epidemiology)

そのため、私のコワーキングスペースでの経験を、そのままホーソン効果と呼べるかどうかは分かりません。

ただ、少なくとも、誰かの存在や何気ない声かけが、自分の行動や気持ちに影響していたことは確かです。

そして、ここで大切なのは、単に「見られている」ということだけではない気がします。

もし、監視カメラでずっと見られているような環境だったら、私は今ほど心地よく仕事ができなかったかもしれません。

私にとってうれしかったのは、誰かが自分の存在を認識してくれていること。

そして、自分がそこにいてもよいと感じられることでした。

「お疲れ様です」という一言には、監視とは違う、人とのつながりがあったのだと思います。

だから私は、集中するために必要なのは、単に他人の目があることではなく、適度な緊張感と、安心して頑張れる感覚の両方なのではないかと考えています。

4. オンラインでも「一緒に頑張っている」は成立するのか

では、オンライン自習室はどうでしょうか。

物理的に同じ空間にいるわけではありません。

隣の人が参考書をめくる音も、キーボードを打つ音も、必ずしも聞こえるわけではありません。

画面越しでは、同じ空間にいるときのような感覚を得にくい場合もあるでしょう。

それでも、オンラインで誰かとつながることには意味があるのではないかと考えています。

例えば、勉強を始める前に、今日の目標を宣言する。

「今日は英単語を100個覚えます」

「資格試験の問題集を20ページ進めます」

「まずは30分、机に向かいます」

そして、決めた時間だけ勉強に取り組む。

終わったら、今日できたことを報告する。

たったこれだけでも、一人で始めて、一人で終える勉強とは少し違うものになります。

自分が何をするのか、誰かに伝えている。

終わったときには、その頑張りを受け止めてくれる人がいる。

そうした仕組みがあると、勉強を始めるきっかけや、続けるための支えになる可能性があります。

これは、他者への説明責任、いわゆる「アカウンタビリティ」にも通じる考え方です。

誰かに目標を伝えることで、自分の行動を意識しやすくなる。

また、同じ時間に誰かが頑張っているという感覚は、「自分だけが頑張っているわけではない」という安心感にもつながります。

私は、オンライン自習室の価値は、単に画面をつなぐことではないと思っています。

一人で取り組む勉強に、誰かと一緒に取り組んでいるという感覚を加えること。

そこに、オンライン自習室が成立する理由の一つがあるのではないでしょうか。

5. 私がココナラで「見守り&全肯定」のオンライン自習室を出品している理由

現在、私はココナラで「プロが見守り&全肯定するオンライン自習室」というサービスを出品しています。

このサービスを考えるうえで大切にしたのは、単にオンラインでつながることではありません。

勉強を始める前に目標を確認する。

取り組んでいる時間を見守る。

終わったら、その日の頑張りを受け止める。

そして、次の一歩につなげる。

そんな時間を提供したいと考えています。

なぜ「全肯定」という言葉を使っているのか。

それは、勉強が思いどおりに進まない日もあるからです。

予定していた範囲まで終わらなかった。

思ったより集中できなかった。

疲れてしまって、十分に取り組めなかった。

そんなとき、結果だけを見て自分を責めてしまう人もいると思います。

もちろん、目標を達成することは大切です。

しかし、できなかったことだけに目を向けてしまうと、次の日に机へ向かうことさえ嫌になってしまうかもしれません。

だからこそ、できたことを確認する。

机に向かったこと。

勉強を始めたこと。

予定どおりではなくても、途中まで取り組んだこと。

そうした行動も、一つの前進として受け止める。

そして、次に何をすればよいかを一緒に考える。

私は、その積み重ねが、勉強を続けるための支えになればと思っています。

ただし、オンライン自習室は、利用すれば必ず成績が上がるというものではありません。

勉強そのものを代わりに進めるわけでもありません。

実際に学び、考え、問題を解くのは、本人です。

私が提供したいのは、その取り組みを始めやすくし、続けるための環境です。

自分一人ではなかなか始められない。

誰かに見守ってもらえると頑張れそう。

勉強したことを報告できる相手がほしい。

そんな方にとって、一つの選択肢になればと考えています。

6. 自習室を運営しているからこそ、気づいたこと

私は現在、千葉県佐倉市で「SakuLab」という自習室兼コワーキングスペースを運営しています。

実店舗とオンライン。

形は違いますが、私の中では、どちらも根本にある考え方は同じです。

それは、人が頑張れる環境をつくりたいということです。

実店舗のSakuLabでは、学生が受験勉強をし、社会人が資格試験の勉強をし、別の人が仕事に取り組む。

それぞれ違うことをしていても、同じ空間に頑張っている人がいる。

オンライン自習室では、画面を通じて目標を共有し、それぞれの勉強に取り組む。

物理的な空間は違っても、どちらも「一人で頑張る」ことを、少しだけ支えてくれる仕組みです。

私は、場所そのものに価値があるというよりも、その場所に身を置くことで生まれる行動や気持ちに価値があるのだと思っています。

机と椅子がある。

Wi-Fiが使える。

静かに勉強できる。

それらは、もちろん大切です。

でも、それだけではありません。

そこに行くと勉強を始められる。

誰かが頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思える。

自分の取り組みを受け止めてもらえる。

そうした小さな積み重ねが、学びや仕事を続けるための力になるのではないでしょうか。

そして今の時代だからこそ、それはオンラインという空間でこそ、より成立するとも言えるのかもしれません。

7. 意志の強さだけに頼らず、環境を味方につける

もし今、家で勉強や仕事に集中できずに悩んでいる方がいたら、一度、環境を変えてみることをおすすめします。

図書館に。自習室。カフェやコワーキングスペースで仕事をする。

オンラインで誰かとつながりながら取り組む。

選択肢はいろいろあります。

もちろん、一人で集中できる人もいますし、誰かとつながることで逆に気が散ってしまう人もいます。

大切なのは、誰にでも同じ方法が合うと考えることではありません。

自分に合った環境を見つけることです。

そして、集中できなかった日があっても、自分を責めすぎないこと。

意志の力だけですべてを解決しようとするのではなく、行動しやすい仕組みをつくってみる。

人の力を借りてみる。

頑張れる場所を見つけてみる。

そんな方法があってもよいと思います。

私は、オンライン自習室も、実店舗の自習室も、そのための選択肢の一つだと考えています。

一人で頑張ることが必要な場面は、もちろんあります。

でも、すべてを一人で頑張らなければならないわけではありません。

誰かと一緒に頑張ることで、もう一歩進める日もあるはずです。

最後に。人は、誰かと一緒だから頑張れることがある

以前の私が、在宅勤務ができるにもかかわらず、コワーキングスペースに通っていた理由。

それは、仕事をするための机や椅子が必要だったから、というだけではありませんでした。

同じように頑張っている人がいた。

「お疲れ様です」と声をかけてくれる人がいた。

その何気ない環境が、私の仕事への向き合い方を支えてくれていました。

今、SakuLabを運営し、オンライン自習室というサービスにも取り組む中で、あのとき感じていた価値を、改めて考えています。

人は、誰かに見られているから頑張れるのでしょうか。

誰かが応援してくれているから頑張れるのでしょうか。

それとも、同じように頑張っている人がいると感じられるから、もう一歩進めるのでしょうか。

おそらく、答えは一つではないのだと思います。

ただ、少なくとも私は、人が頑張るためには、本人の意志だけではなく、頑張れる環境や、人とのつながりも大切なのではないかと感じています。

もし今、一人で勉強を続けることに難しさを感じているなら、誰かの力を借りてみるのも一つの方法です。

実際に人がいる自習室でも、オンラインの自習室でも。

自分に合った場所や仕組みを見つけて、少しずつ前に進んでいけたらと思います。

佐倉駅前のSakuLabも、オンライン自習室も。

誰かが「もう少し頑張ってみよう」と思えるきっかけになる。

そんな場所や時間を、これからもつくっていきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

▼ 家での勉強を、一人で抱え込まないために

ココナラでは「プロが見守り&全肯定するオンライン自習室」を出品しています。

一人ではなかなか勉強を始められない方、目標を宣言してから取り組みたい方、頑張りを誰かに受け止めてほしい方へ。


<a class="coconala-widget" href="https://coconala.com/services/4449748" data-service_id="4449748" data-width="468" data-comment="0" data-invite="0" data-user_id="1147058">オンライン自習室!プロが見守り&全力肯定します 実店舗の自習室が伴走!「見守り×応援」であなたの勉強を習慣化</a><script>!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0],p=/^http:/.test(d.location)?'http':'https';if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src=p+'://coconala.com/js/coconala_widget.js';fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document,'script','coconala-wjs');</script>
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す