本のタイトルは、「脳を知る・創る・守る4」(「脳の世紀」推進会議編 日高敏隆、御子柴克彦、酒田英夫、深井朋樹、市川道教、水野美邦、西川徹)です。編集:「脳の世紀」推進会議、発行者:松田國博、発行日:平成14年7月10日、発行所:株式会社クバプロ、定価1500円+税。
それでは、脳の世紀シンポジウム講演収録集4について簡単に紹介いたします。
講演収録集4は、「脳の世紀」推進会議の主催により開催された第7回「脳の世紀」シンポジウムでの講演を収録したものです。第7回シンポジウムは1999年9月22日に東京の有楽町・朝日ホールにて開催されました。
脳を知る・創る・守る4の目次
はじめに 伊藤 正男
Ⅰ章 特別講演
動物行動学の戦略 日高 敏隆
II章 脳を知る
脳をつくる分子のメカニズム 御子柴克彦
頭頂葉と三次元視覚世界の認識 酒田 英夫
III章 脳を創る
脳内クロックの計算モデル 深井 朋樹
脳型コンピュータの開発に向けて 市川 道教
光計測による脳活動の解析
脳とコンピュータの違い-得意課題と不得意課題
脳とコンピュータの違い-学習、目標達成、予測
IV章 脳を守る
パーキンソン病と遺伝子 水野 美邦
精神分裂病の生物学 西川 徹
以上です。
これらの講演者の中で、「脳型コンピュータの開発に向けて」の市川道教先生の理研BSI研究室(故松本元研究室)ラボ見学で模型ヘリコプター、自動車での取り組みの実験を見学しました。模型の自動車を研究室に作ったミニコースを適当に走行させた後、走行アルゴリズムを自動獲得する実験でした。松本元先生が理研発ベンチャー第1号の「ブレインビジョン株式会社」を設立し、市川道教が故松本元先生の後を引き継いで継続されています。
上記の講演者はそれぞれの分野ですばらしい成果を上げた方なので、現時点で読んでも何か得るものはあると考えます。