一番難しいのが「身」つまりは「行動」ですが、これは目標実現のために何らかの具体的な行動を取ることを意味するわけでは必ずしもありせん。行動を取ろうと思ってもなかなか難しい場合も多いと思います。かといって何もしなければ何も始まらないのもまた事実です。そこでお勧めなのは、「何か新しいことを始める。」ということです。目標や願望とは直接関係なくてもいい、というよりむしろ、直接関係ない方がいいとさえ言えます。なぜかというと、先日の記事「一点集中か分散か」でも書いた通り、世界は縁起から成り立っているからです。つまりはすべてはつながっており、あるポイントへの刺激が必ず他のすべてにも影響を及ぼすことになるからです。あるポイントに影響を与えるためにそのポイントだけを対象とするのは対症療法的な考え方ですでに古いといえます。今後はホリスティックなものの見方に基づいてものを見ることが重要です。
コーチングの世界は基本的に意識の世界なので、この別のポイントへの刺激が全体に及ぶということがよく起こります。それは一見ランダムネスに支配されているように感じられますが、実はつながっており、必然の結果なのです。目的そのものへのアプローチは時として反作用を生み、目的を遠ざけてしまうことがあります。対人関係でもこちらが押すほど相手は引いていくということが往々にしてありますよね。ゴールがなかなか実現しないなと感じた時には全く異なる分野の何かを新しく始めることが大変大きな意味を持つわけです。
新しいことといっても大きなことである必要はありません。例えば朝10分早く起きてストレッチ運動をするとか、夜必ず12時までに寝るとか、小さな鉢植えを購入して飾るとかそういうものでいいのです。すぐに効果が出ることはないかもしれませんが、情報空間を大きく書き換えるのは間違いないので、忘れたころにふとゴールに近づいた自分に気づくはずです。ちなみに未来創造コーチングでは「身」を「身体動作」と置き換えて体系化しているので、「身」=「エナジーボールを手で感じる」ということになり、「口」=アファメーション、「意」=ビジュアライゼーションと合わせて行うことになります。