恋愛で振り回されてきた人ほど、ある日「えぇっ!?」ってくらい感情が変わる瞬間があります。
先日、長く見させて頂いている方から連絡がありました。9年付き合っていた彼と、ついに別れた、と。
これまでその方は、何度彼に浮気されても毎回許してきて、彼をずっと自分の人生の中心に据えて生きてきたタイプの女性でした。
正直、お話を聞いたときは、今回もきっと
「どうしよう」「つらい」「戻りたい」
となるのでは... と心配しました。
でも、全然違いました。
彼女から返ってきた言葉は、
「なんか…イライラしました」でした。
お話を聞いて鑑定を進めてゆくと、今回の別れは、彼が自分のしてきたこと(数々の浮気)に耐え切れなくなり、仕事で忙しいタイミングで余裕がなかったことも相まって、急いで関係を終わらせにきた、という流れでした。
いわば、彼が自分の罪悪感を抱えきれなかった。
ただ、それ以上に印象的だったのは彼女の変化です。
「こうなった今でも好きだな、とは思うんですけど、別に寂しいとは思わなかったです」
「むしろ、趣味を増やそうと思ってたタイミングで邪魔された感じで…」
少し前まで、彼に振り回されていた人が、
もうまったく、彼に振り回されていない。
この変化って、すごく大きいんです。
恋愛って、相手の問題に見えて、実は“自分の状態”がすべてを左右します。
自分の軸が相手にあるうちは、どれだけ傷ついても離れられないし、何度でも同じことで苦しくなります。
でも、少しずつでも、自分の中に軸が戻ってくると、相手の言動に対しての感じ方が本当に変わります。
先日の彼女はまさにそれで、彼の行動よりも自分の感覚を優先できていました。
だから、振られたのに崩れなかった。むしろ、「あ、もういいかも」と自然に思えていた。
これって、すごくいい流れなんですよね。
無理に前向きになったわけじゃなくて、ちゃんと自分の中で変化が起きている証拠なので。
恋愛でしんどくなっている方ほど、「相手をどうするか」よりも「自分の状態がどうなっているか」を見ていくと、同じ景色でも感じ方が全然変わってきます。
もし今、相手のことで気持ちが揺れている方がいたら、その感情の中にあるものを言語化して整理していくことで、少しずつ楽になることもあります。
いま相手と自分の間に何が起こっているのか。改善点はどこなのか。何がどうなると自分は安心できるのか。
関係性の全体構造が見えてくると、自分がこの関係性に於いてどのように在ればいいのか、という最善手の在り方を選択することもスムーズに出来るようになってきます。
自分の人生の真ん中には、いつも自分を据えておきたいものですね。