まず理想的な睡眠を思い浮かべると、
一度ぐっすり寝込んだら明け方まで一度も目が覚めず、覚めた後は頭がすっきりしている。
こんな状態だと思います。
ところが中高年者は途中で目が覚めたり、眠りが浅くて何時間もウトウトしてしまいやすいのです。
このことを、専門家は睡眠の質の劣化とよんでいます。
それでは質の劣化を改善するにはどうすれば良いでしょうか?
睡眠と食事の摂りかたに注目が集まり研究が進んだ結果、食材を選べば効果が期待できる、ということが分かってきました。
例えば、睡眠研究家の坪田聡氏(雨晴クリニック副院長)によると
3種類のアミノ酸(トリプトファン、GABA、グリシン)が、睡眠の質を高めるための大切な栄養素で、これを食べ物の形で取るのがベストと断言します。
3つのアミノ酸について説明します。
まず、トリプトファン。
これは質の良い睡眠をもたらすために最も大切な栄養素です。
次に、GABA(ギャバ)
血液の流れを活発にするアミノ酸で、脳の神経細胞の興奮を抑え、リラックスさせる栄養素です。
3つ目はグリシン。
GABAについで脳のために大切なアミノ酸で、昼間の活動で上がった体温を下げる効果があります。
そこで、3つのアミノ酸がたっぷりと含まれる食材を探してみましょう。
① トリプトファンを多く含む食材
牛乳、バナナ、卵、チーズ、大豆製品、鶏むね肉、牛肉、ナッツ類、カツオ、マグロ、など
② GABAを多く含む食材
カカオ、玄米、トマト、粟・キビ・大麦などの雑穀、ブロッコリースプラウト、など
③ グリシンを多く含む食材
エビ、ホタテ、イカ、カニ、カジキマグロ、など
終りに私の朝食レシピを公開いたします。
主食は麦飯。白米は美味しいですが、ビタミンB群が不足します。
それを大麦で補っています。玄米は食べたいのですが、長続きしないので麦飯にしています。
副食として、みそ汁1杯、豆乳コップ1杯、卵1個、バナナ半本または1本。
をいつも食べています。
3つのアミノ酸を含む食品をいつも食べることで、睡眠トラブルに見舞われることは滅多にありません。
あなたもぜひお試しください。
より適切な対応を取らせていただきますので、
恐れ入りますが、年齢、性別を教えてください。