魂の震える話を集めました。全10話厳選した物を紹介いたします。
まず1話分読んでみてください。
【母のお弁当】
私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。
友達に見られるのが恥ずかしくて、毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。
ある朝母が嬉しそうに「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」と私に言ってきた。
私は生返事でそのまま高校へ行き、こっそり中身を確認した。
すると確に海老が入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし、彩りも悪いし、とても食べられなかった。
家に帰ると母は私に「今日の弁当美味しかった?」としつこく尋ねてきた。
【下欄へ続く】
今回紹介する話に出会って、
当たり前のように過ぎていく日常の中で、
当たり前に毎日が過ごせていることが幸せなんだと痛感しました。
今では毎日感謝の気持ちを忘れずにすごしたいと思っています。
【続き】
私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜っていたので
「うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから」とつい、きつく言ってしまった。
母は悲しそうに「気付かなくてごめんね…」と言いそれから弁当を作らなくなった。
それから半年後、母は死んだ。私の知らない病気だった。
母の遺品を整理していたら、日記が出てきた。
中を見ると弁当のことばかり書いていた。
「手の震えが止まらず上手く卵が焼けない」 日記はあの日で終わっていた。
私はその場に崩れ落ちた。
【上記の1話に加えて、魂の震える話を全10話紹介いたします。】
PDFファイルに監修しておりますので、お渡しいたします。
ぜひ、一人でも多くの方に見ていただき、感動を共有したいです。
24時間以内に返答いたします。