自分で作ったEAのバックテストで PF 1.17 という数字が出たとします。
20年分、年52取引、勝率44.7%。悪くない数字に見えます。
これは私が実際に得た数字です。そして、使い物になりませんでした。
■ 全2巻の中身
【第1巻】実装と診断 ― EAのバグは、数字に出る 44ページ
USDJPY・M30のEAを1本、設計から実装、20年分の検証までやりきった記録です。
20年分・2,685取引を全部R倍数に直して分解しています。図版13点。
第0章 はじめに ― この本の読み方
第1章 作ったものの全体像
第2章 設計で最初に決めた5つのこと
第3章 MQL4の実装でハマる12の罠
第4章 バックテストの読み方
第5章 R倍数で考える
第6章 二重検証 ― Pythonで同じEAをもう一度書く
第7章 事件 ― 初期値ひとつで純益が2.2倍になった
第8章 効かなかったこと、全部
第9章 フォワードテストの設計
第10章 運用に出す前に固めること
付録 開発チェックリスト/MQL4の罠 早見表/用語集/数字の出どころ
第3章の罠12個は、すべて実際に踏んだものです。
iATRがWilderの平均ではないこと、iHighest/iLowestの開始位置、
IsTesting()がビジュアルモードを切っていてもtrueになること、
トレール幅を初期SLより小さくすると建玉直後にSLが詰まること。
どれも、気づくまでは「なぜか成績が悪い」という形でしか現れません。
第7章は、ロジックを1行も変えずに設定値をひとつ直しただけで
純益が2.2倍になった話です。エントリー条件を疑っていたら見つからなかったもので、
取引を保有時間別に割ったときに初めて姿を現しました。
【第2巻】分割検証 ― そのバックテストが本物か見抜く 27ページ
2本目を作ろうとして、8つの手法を全部落とした記録です。
第0章 はじめに ― この本の立ち位置
第1章 なぜ2本目を作ろうとしたか
「6か月で利益が乗る」を数式にする/同じPFなら勝率はほとんど効かない
第2章 検証環境を作る ― .hstを直接読む
.hstのフォーマット/★サーバ時刻を特定する/時間帯別のボラティリティ
第3章 シミュレータを信じる前に検算する
第4章 素のエッジを測る ― 8つの型
第5章 ★分割検証 ― ここで全部落ちた
第6章 決済を付けると何が起きるか
第7章 原因はスプレッドではなかった
第8章 撤退の判断
付録 検証コード全文/合格ライン23項目/数字の出どころ
第1章で「6か月で利益が乗る」を数式に直しています。
結論だけ書くと、これは取引数とPFで決まり、勝率はほとんど効きません。
同じPFなら勝率55%あたりが最良で、40〜75%はほぼ横ばい、
80%を超えると逆に悪くなります。
本書は過去データの検証記録であり、将来の成績を保証するものではありません。
特定の金融商品の売買を推奨するものでも、投資助言を目的とするものでもありません。
本書の内容を用いて行った取引の結果について、著者は責任を負いません。
付属コードの計算結果は、お使いのブローカーのヒストリーに依存します。
銘柄が同じでも業者が違えば数字は変わります。
購入後のキャンセルはできませんので、ご了承ください。
無断転載・再配布を禁じます。