日曜の夕方。
スーパーの惣菜コーナーで立っていた。
前に並ぶ家族連れ。父親がカゴを持ち、
母親が子供に「それはダメ」と笑いながら止めている。
ただそれだけの光景。なのに、なぜか目をそらした。
自分には関係ない世界。そう思った瞬間、胸が少し痛んだ。
昔は違った。
「結婚はまだ早い」「もっと自由でいたい」「今は仕事が優先」
全部、本音だった。でも今、問いが変わっている。
「俺の人生って、誰の記憶に残るんだろう」
親はいずれいなくなる。友人は家庭に戻る。会社を辞めたら人間関係も消える。
残るのは、自分の時間だけ。
寂しいわけじゃない。強がりでもない。
ただ最近、ふとした瞬間に思う。
自分の人生が、誰の物語にも登場しないまま終わる可能性。
若い頃は「自分のために生きる」が正解だった。
でも今は違う気がしている。
誰かの人生に自分がいて、自分の人生に誰かがいる。
それがない未来が、静かに現実味を帯びてきている。
帰宅して、鍵を開ける。電気をつけた瞬間の、誰もいない部屋の明るさ。
この光景をあと何千回見るんだろう。そう考えた瞬間、初めて思った。
「俺、ちゃんと人生を選んできただろうか」
もし自分がこのまま一生一人だったら?
49歳。貯金はそこそこ。仕事もある。生活は回っている。
でも…これがあと30年続くだけの人生だとしたら?
朝起きて仕事して帰ってきてコンビニ飯食って動画見て寝る
それを繰り返すだけの未来。
イベントがないわけじゃない。たまの旅行もある。趣味もある。
でも人生の“核”がない。
ふとよぎる。病気になったとき。倒れたとき。親がいなくなったあと。
自分の人生を「必要としている人」は、誰かいるだろうか。
LINEの通知は来る。でも“自分がいないと困る連絡”は一つもない。
怖いのは孤独じゃない。誰の人生にも自分が組み込まれていないこと。
若い頃はそれが自由だった。
今はそれが、ただの“空白”に見える。
気づいている。結婚できなかったんじゃない。
本気で人生を決めることから逃げてきただけだと。
でも時間は、もう若さという言い訳をくれない。
このまま行けば、人生は大事故もなく終わる。それが一番怖い。
「何も起きなかった人生」
それが確定し始めている感覚。そして本当の恐怖はこれ。
5年後も、同じことを考えている可能性が高いこと。
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