「みみみかん」「み〜〜かん」と音を繰り返したり、引き伸ばしたり、
あるいは「っっmみかん」とことばが詰まったりすることはありませんか?
それは吃音の症状かもしれません。
誰もが「緊張した時はどもる」と思いがちですが、吃音はれっきとした疾患で、病院で診察を受ける事が出来ます。
病院で吃音を診る職種は言語聴覚士(ST)ですが、国内ではまだまだ人数が少なく、中でも吃音まで手が回るSTはさらに少ないのが現状です。
吃音は100人に1人の有病率と言われていますが、受け皿が少な過ぎるため、相談できずにいる当事者の方も多くいらっしゃいます。
少しでも吃音を相談できる窓口を増やしたいとの思いから、病院に勤務する傍らで、ココカラでも相談窓口を設けました。
私は小学生の頃から吃音に悩み、それをきっかけにSTになりました。STになってからも吃音に悩み続けましたが、目の前の事に必死に集中し続ける姿勢を貫き、結果的に吃音の考えから離れることに成功し、今ではほぼ改善しました。
私が経験した克服法は、あくまで私の場合であり、他の吃音当事者にも当てはまる保障はありません。
しかし、私の経験は、実は
「吃音者意識からの脱却」
という科学的根拠に則った方法でした。
そのことを、後に自然で無意識な発話への遡及的アプローチ(RASS)という体系だった理論で学びました。
RASSによる吃音訓練は、従来の声を出して話す練習をするような直接法と異なり、あえて声を出す練習をしない間接法です。
効果を得るまで時間はかかりますが、吃音の悩みを本当の意味で解消できるのではないかと考えます。
本業の病院で、RASSによる吃音訓練を行う外来を開設して7年を迎えました。多くの当事者の方に効果を実感してもらっています。
対面診療には及びませんが、できるだけ病院で行っている相談業務と同じ内容のサービスをご提供します。
医療行為ではありませんので、保険適用は出来ません。