776.職場での「前にも言ったよね」発言、アリorナシ?
職場での「前にも言ったよね」発言、アリorナシ? マナーコンサルタントが示す見解
ビジネスシーンにおける上司と部下のやりとりで、たびたび論争になるのが「前にも言ったよね」発言の是非です。職場で仕事を教えるときや教わるときに、言いがち・言われがちな言葉ですが、やはり両者とも“言い分”はあるようで、言われる側からは「本当に心が折れる」「次に聞くのが怖くなる」、言う側からは「メモすら取らない人には言いたくなる」「何度言っても覚えてくれないときは言うしかない」といった意見が、ネット上で見受けられます。
では、ビジネスマナーの観点で考えるとき、「前にも言ったよね」発言はアリなのでしょうか。それともナシなのでしょうか。ヒロコマナーグループ代表で、企業のマナーコンサルティングをはじめ、皇室のマナー解説やNHK大河ドラマ「龍馬伝」、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」、同シリーズ最新作「密漁海岸」のマナー指導などでも活躍するマナーコンサルタント・西出ひろ子さんの見解です。
互いをプラスにしないセリフ
マナーはお互いがお互いの立場に立ち、相手を思いやることです。この大前提を軸に考えた場合、まず言う側が「極力言わないようにしよう」という心持ちでいることは大切だと感じます。
実は私自身、このセリフを社内のスタッフにも、家族にも言ってしまうたちでした。家族からは「それ言わないで。傷つくから」とはっきりと言われたこともあります。そう言われたとき、初めて相手が傷ついていたことを知ったと同時に、それを言われた私の心も落ち込みました。この言葉は、互いをプラスにしないセリフだということ
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