#217 歯が折れた→「牛乳に浸す」って本当に正しいの?
歯が折れた→「牛乳に浸す」って本当に正しいの? 真偽を歯科医師に聞いてみた
折れたり抜けたりしてしまった歯を「牛乳に浸して保管」する…そんなインパクトの強い方法が知られていますが、本当に正しいのでしょうか。実際のところを歯科医師に聞いてみました。
「歯を牛乳に浸す」とよく聞くけど…
転んでぶつけたときなど、外傷が原因で突然、歯が折れたり、抜けたりしてしまうことがあります。すぐに歯科医院へ行くことができればよいのですが、それが難しい場合、「折れた歯、抜けた歯を牛乳に浸す」という家庭での保管方法が知られています。しかし、「歯を牛乳に浸す」というインパクトの強さからか、「この方法って本当に正しいの?」「どうして牛乳?」「カルシウムだから?」「水じゃダメなの?」と、その真偽について半信半疑の人もいるようです。
何らかの原因で折れたり、抜けたりしてしまった歯を「牛乳に浸す」のは、本当に正しい方法なのでしょうか。幸町歯科口腔外科医院(埼玉県志木市)院長で歯科医師の宮本日出さんに聞きました。
「牛乳」は昭和の時代に推奨された方法
Q.一般的に、「永久歯が折れる、抜ける」原因や理由として多いのはどういうものですか。
宮本さん「永久歯が折れる、抜ける原因で最も多いのは、『ぶつけた』『転んだ』『(物が)当たった』といった外傷です。特に、上の前歯は外傷を受けやすい上、根が1本の円すい状になっているため、抜けやすいのが特徴です。
外傷を受けた際、全く治療したことのない歯は折れるよりも抜けることが多く、折れる歯の多くは差し歯治療をした歯です。差し歯治療した歯は構造的に、歯を補強するために歯の中心に
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