相見積もりの功罪…価格だけで決めるの!?
「一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会」のホームページには、リフォームに関する有益な情報が数多く公開されています。消費者向けの「マンガでわかる住宅リフォームガイドブック」は、私たち事業者にとっても、必要な情報がわかりやすく掲載されており、非常に助かっています。
ただ、その中の表記で一つ気になる点があるのです。それは、「費用の目安や業者ごとの対応の違いを知るために最低でも2社以上に見積りを依頼(相見積もり)し、その際に対象住宅の調査をしてもらいましょう。」というものです。
無料でできる相見積もりで、業者の対応の良し悪しを判断することなど、できるのでしょうか?しかも現況調査も無料の範疇で依頼するなんて、事業者の身にもなって下さい…と言いたい気分です。
現況調査を行い、見積書を作成する行為は非常に手間暇のかかるものです。それを、当たり前に「無料で」という根底には、この作業自体を、リフォーム工事を請け負うための営業活動の一環とみなしているからに他なりません。
その結果、業者の方にしてみても、消費者の目を手っ取り早く引くために価格だけの競争に陥ってしまいがちです。「値引き」「キャンペーン価格」「今なら」「あなただけに」とお得感を醸し出し、なんとか相見積もりで競り勝ちたいと思っているのです。
その先にある物は何でしょうか? 元々利益幅が少ない案件で、如何に利益を回復をするかは、企業の至上命題です。その為に材料の仕様を落としたり、手間を惜しんで雑な仕上がりになることもあるかもしれません。消費者側も、安いからにはそういう事もはらんでいる可能性を想像すべきです。
まるで出来合いのものを買うよう
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