愛のムチ
子供の頃ご飯を残すと父親にぶん殴られたことを何回か前のブログに書きましたが、そのほかにもずいぶんとやられました。おしりなんか ペンペンなんて生やさしいもんじゃない。それこそ猿のお尻もこれほどではあるまいと思えるくらい真っ赤っ赤になるまでぶたれました。あと、紐でぐるぐる巻きにされて奥座敷の押し入れに放り込まれたことが何度かありました。そこは日中でも薄暗く本当に幽霊でもいそうな座敷の押し入れだったものですから、これにはこたえましたね。ある時、また何かやらかして縛られた時、どうせ何しても無駄だと子供心に悟った私は、不貞腐れて父親のなすがままに任せておりました。すると父親は、おや、いつもと様子が違うなと一瞬考えたらしく、その分紐の結び方が甘くなったようでした。押入れの中で私はしめしめとほくそ笑み、どうにかしてその紐をほどき、こっそりと押入れを抜け出して、そのまま外へと遊びに出掛けてしまったのでした。
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