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【無料】お子さんが高いところに上ってしまうのはなぜなのか という話

前回の記事高層マンションからお子さんが転落する事故 最近多いですよね これは発達支援に関わってた身としては全く他人事ではなく、本当に多くのお子さんは「高い所」に登りたがります よくよく考えたら、大人も高層マンションや高層ビルなんて建てるほどですから、人間は高い所に対する根源的な欲求もあるだろうな と考えつつ 今回は感覚統合的な視点から「なぜお子さんが高いところに登るのか」という部分を以下にまとめてみたいと思います 記事の中で一度書いた内容も含まれると思いますが、これを機会にもう一度私も振り返りたいと思いますのでご一緒にいかがでしょう(´・ω・`) 前庭覚(平衡覚)的視点で見ると 感覚のうちの一つの前庭覚からみてみましょう 前庭覚は目や三半規管から受けた刺激で、姿勢バランスや身体・気持ちのコントロールに関わっている感覚です 揺れや回転、地球の引力、加速を感じます。この感覚を担当している器官は「三半規管」「耳石」です。聞いたことがるのではないでしょうか関連記事本来、この感覚は日々の生活の中で使用されることで育まれていきますし、お子さんは無意識のうちに成長のためにここに刺激を入れようとします。ブランコなどの遊びが好きなのはこのためです しかし、この感覚が鈍麻・低反応になってしまうお子さんもいます 鈍麻・低反応とは、「感じにくい、味わいにくい」という意味で使われます そのお子さんは自分が成長するために、自分が感じれる刺激を得るために、より高い所に登ったり、より早い回転を求めたりします いうなれば、感覚が正しく働いているのお子さんが満足して味わい成長につながる刺激は、鈍麻・低反応のお子さ
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【有料】「感覚統合的視点」からみる幼児期の「お片付け」の構造化の話

ご家族を悩ませるお子さんの玩具の「お片付け」 それにも「感覚統合不全」が原因があることを紐づけることができます 今回は「お片付け」に関して、「感覚統合的視点」で見た場合と、「構造化」での対応を記述していきたいと思います お片付けができない感覚的要因 良い子育て環境、保育環境のベースとして考え方に 「子ども達が自由に玩具をとれる環境」 「おもちゃが見える環境にあること」 があります  私もそれはとても素晴らしい考え方だと思いますし、実践するべき事柄だと思っています  ただ、これは感覚統合不全のお子さんにとっては、「情報過多」に陥っている可能性があります。視覚的に目に入る情報が多くなり、目についたものを情動のままに手に取ってしまう行動が増えてしまうのです 感覚でいう「前庭覚」は眼球運動が大きく関係しており、「見える景色の中から、見たいものを選択する」という力もあります しかし、その力が制御できないと、子どもは「見えたものすべてに反応する」という行動に出ます。これが「出た物が出っぱなし」という状態につながります。本人も「片づけたいけど、どうにもならない」もしくは、彼らにとって遊びはもう終わっており、次に向かっている状態になっています そしてこの前庭覚の不全で起こることは、お子さんの発達特性、知的能力、性格と絡み合うことで、更に複雑化する形で出てきます
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【無料】前庭覚(平衡覚)と覚醒と情緒と感覚統合の話

感覚統合の中で重要な前庭覚 その前庭覚は、自律神経とつながっています今回はその、自律神経との関係ある話、「覚醒」について以下に記述していきます 覚醒とは 簡単に言うと、身体を動かすと「脳」が働く、回転する、目覚める、集中できる ということです これを私たちは「覚醒」と呼んで、支援の現場で使っています お子さんに当てはめると 覚醒が適度な状態だと 集中力が上がり、気持ちもすっきりしている覚醒が低い状態だと ボーっとしている、眠そう、疲れているといった様子 覚醒が高い状態と 興奮している、イライラしている、動き回っている ということです 高くても低くてもお子さんの様子が大きく変わります 覚醒が上がりすぎても、下がりすぎても良くなく、それをしっかり調整できるように「感覚統合」をすることが非常に大切です 情緒が乱れているお子さん 他害や暴言が多いお子さん 動きが多いお子さんの中には 前庭覚が育っていないお子さんも多いです 前庭覚が育っていないと、ただただ覚醒が上がり、興奮状態になり、結果としてこうなるのです 覚醒が高かったりするお子さんは、「よく動いてるだけで身体の使い方は上手ではない」こともよくあります 常にぼーっとしているお子さんも前庭覚が育っていないことで、覚醒を適度が状態に持っていけていないのです 私が前庭覚を育てる必要性の大きい部分がこれになります 回転刺激を中心とした遊びは、一見関係なさそうにみえますが お子さんの「情緒の成長」に対しても大きく関係しているのです 適度な覚醒を得られる身体づくりから始め、身体が出来上がった段階で、より社会的なスキルを身につけられるようなプログ
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【無料】前庭覚的にみた、絵本の読み方の工夫を一つ紹介する話

前回の記事子ども達に読み聞かせをする「絵本」 これも「感覚統合目線」で見ると、読み方にバリエーションが加わります 今回はそれを一つ紹介したいと思います それは「絵本を動かす」こと 私はよく、絵本を左右、上下、前後に動かします 狙いとしては ・お子さんの眼球運動を促進すること ・しっかり目で追えるかを確認すること ・ゆっくり、はやく等を学べる が挙げられます 前庭覚が育っていないと、「見たい」と思ったところに焦点を合わせることが苦手だったりします 絵本を動かすことで、楽しみながら追視(目で対象物を追う)を促し、前庭覚の成長に繋げます また、動きに言葉をつけることで、「ゆっくり」や「はやく」といった動きを学べるツールとしても使えます いろいろな動詞、「走る」「歩く」などにも応用が利くのもいいですよね ぜひ絵本を動かして遊んでみてください。以下に動かして楽しかった絵本を紹介します ねないこだれだ 最後のページに飛んでいくシーンに合わせて、絵本も動かします。怖いもの見たさも相まって子どもは結構みんな好きですよね。この絵本(´・ω・`)がたん ごとん がたん ごとん でんしゃがきました電車系の繰り返しが起こる絵本は右から左、左から右に動かすことで、お子さんの追視を促すことができます 「がたんごとん」と言いながら、やってる人も多いのではないでしょうか この2冊はかなり人気があった作品でしたね す~べりだい この絵本も子ども達に大人気でしたね(´・ω・`)色んな滑り台滑るときに、指で滑り台をなぞって目で追ってもらったり、とんでいく瞬間に絵本も動かしてみたりと、いろんな工夫ができる絵本です。滑
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【有料】姿勢がわるい、力が抜けているように見えるお子さんにしたアプローチの話

前回記事では、どのように姿勢がわるい、力が抜けているように見えるお子さんにアプローチしていたのか以下に記述していけたらと思います大人の心構え 基本的に、前庭覚、固有覚の連動が上手くいっていないお子さんの自己肯定感や挑戦心、自信などは低い傾向にあります なぜなら、他者と比較してできないからです。この自信のなさは、活動時にふざけるお子さんの心理につながります下手に勇気づけたり、せかす声掛けは「どうやっても身体が言うことを聞かない」お子さんにとって負担になります なのでこのようなお子さんに対しては、本人ができる「抗重力」の遊びを行い、身体の発達を優先する方向性にしていました 以下にセンターで実践した抗重力の遊びを紹介したいと思います。この抗重力の遊具が高いんだよね(´・ω・`)スクーターボード平たいボードの四隅にタイヤがついた遊具です そこにうつ伏せになりながら上体をあげ、手で滑るように動かし遊びます 滑る楽しさで、 上体をあげつつ ぐるぐる回ったり 揺れる感覚も味わい 姿勢を戻す動作も 行える感覚の連動にうってつけの遊びになります平たいボードの四隅にタイヤがついた遊具です センターで使用していたものは、布でくるまれているもので、壁にぶつかっても傷をつけないタイプでした 結構良いものはいい値段するんですよね
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【無料】姿勢がわるい、力が抜けているように見えるお子さんを感覚統合の視点からみる話

前回の記事お子さんと関わっている中で、集まりや、活動中にダランと力が抜けているように見える子をよく目にします だらけている、さぼっているような印象を受けますが、固有覚や前庭覚が育っていないためにそのような状態になっている可能性もあります今回はそれがどういう状態かを記述していきたいと思います前庭覚と固有覚の連動感覚同士は常に連動、連携、協調し合っています。いまこの記事を見ているあなたも 座りながら、 スマホを落とさない力加減でつかみ、 その感触を感じながら、 目で見ているかもしれません こういう感覚同士の連動が今回の記事に関係しています ・前庭覚は人間の揺れや、回転、姿勢を維持のためにバランスをとる感覚です ・固有覚は人間の筋肉を収縮させ、力加減や適切な筋緊張で身体を支える感覚です例えば座っている時に、この感覚はどのような連動をしているかを解説していきたいと思います 座っている状態でも無意識に筋肉をは動いています。重力に逆らない姿勢を保持している状態は筋緊張で支えられているのです では、ちょっと左右に揺れてみましょう。倒れませんよね?これは前庭覚が揺れる感覚を脊髄反射で受け取り、固有覚に伝えることで、適切な筋緊張で身体を支えているからです。前かがみになったり後ろに倒れたりも同じですこの重力に負けず、身体の筋緊張で身体を支える動きを「抗重力」と言います。重力に抗(あらが)うのです ただ、これが上手く連動していない状態はイメージできますでしょうか。揺れや回転した時に、身体はだらんとし、自分の意志では戻れないほど筋肉は弛緩してしまい、そのまま倒れてしまいます それが「さぼって
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【有料】落ち着きのないお子さんの問題を前庭覚の視点で考える(後編)

では、どのように前庭覚を育てればいいのかを記述していきます 大人の心構え 前庭覚が育っていない、鈍麻、過敏なお子さんが「わがままに行動している」「人の話を聞かない」などに見られがちです しかし、本当は「感覚が育っていない」ために起こっていることで、「本人の意図しないことで失敗経験を重ねている」ことがほとんどです 本人を責めず、前庭覚を育てる方向で遊びを積極的に行うことで、成長を促すことがとても大切です また、前庭覚を使う遊びはできるだけ「大人を交えて行う」と とてもいいです。なぜなら、大人と一緒に行うことで、遊びの中で「信頼関係」が構築される流れが生まれるからです 「信頼関係」はお子さんとの関わりで一番重要になります 信頼関係がなぜ大切かの関連記事をここで読めます↓↓まず信頼関係を作る方向性で、関われる遊びを紹介したいと思います 以下に前庭覚を育てる遊びの一部を紹介したいと思います。基本的に、前庭覚を育てる遊びは皆さんが思いつくものばかりです 「こういう考え方もあるのか」、と意識するだけで、遊び方や評価の仕方が変わってきます。これも支援の楽しい所ですね
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【無料】落ち着きのないお子さんの問題を前庭覚の視点で考える(前編)

療育では「感覚統合の視点」がとても大切です。今回はその一つ「前庭覚」を基に「落ち着きのないお子さん」の「落ち着きのなさ」を療育的視点で記述していきたいと思います前庭覚についてはいまだ研究がなされている分野でもありますお子さんの様子を見た実践や、私の経験則的な部分もありますので参考までに… 前庭感覚(平衡覚)とは前庭感覚は三半規管が司る感覚です。主な役割は ・「揺れる」、「傾く」、「回転」、「速さ」を感じとる ・視覚から回転の刺激を入れる。眼球運動のコントロールをしている ・揺れで、興奮や、リラックスなどの情緒のコントロールをしている ・身体の姿勢のバランスを保ち、「傾き」を調整している 私はお子さんの前庭覚を見るとき3パターンに分けています①順調に育っている ②前庭覚の「過敏さ」で育っていない ③前庭覚の「鈍麻さ」で育っていないようにみえる 過敏だと前庭覚を入れる遊びを怖がり、感覚が成長しません 鈍麻だと強い感覚でないと身体が受信できないため、長時間、強刺激を入れ、異様にみえます 私が関わった前庭覚が鈍麻・過敏なお子さんは以下の行動、特徴がみられました ・長時間回転運動をしているのに目が回らない(鈍麻) ・目が回らない(眼振がない) ・落ち着きがない(鈍麻) ・長時間椅子に座れない(鈍麻) ・様々なものに注意がそれ、動き回ってしまう(鈍麻) ・夜遅くまで起きてしまう(鈍麻) ・回っているもの(扇風機、室外機、車のタイヤ等)に強い興味をもつ(鈍麻) ・ブランコ、滑り台などの遊具を何度も行う(鈍麻) ・以上のことをしない及び、参加しない・逃げる行動をとる(過敏) が挙げられます基本
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【有料】「なぜ子どもが何もない場所でくるくる回るのか」という話

前回の記事「なぜ子どもが何もない場所でくるくる回るのか」 子育て、療育的視点から以下に記述したと思います 経験、実践、研修の内容を自分なりにまとめたものなので、参考までにしてください
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【有料】お子さんの興味のあるもの、好きなキャラクターを取り入れて遊ぶ意味を感覚統合的な「覚醒」を踏まえて記述する話

前回、前庭覚と覚醒の記事を書いたのですが、今回の記事は、それをまた少し深めていきたいと思います今回のテーマは「お子さんの好きなキャラクターを取り入れて遊ぶ意味」についてです 当たり前のような気がしますが、それにも感覚統合的な意味合いでもとても意味のあることなのです
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